真上から撮影する「俯瞰撮影」に必要な機材とセッティング方法を解説!

YouTubeやインスタグラム、レシピサイト等でよく見る俯瞰撮影。

やってみたい方も多いのではないでしょうか?

このブログでも商品説明などで俯瞰撮影をよく使っています。

今日はその俯瞰撮影をするために必要な機材やセッティング方法、撮影時に気をつけるべき点などを紹介します。

参考になれば幸いです。

目次

俯瞰(ふかん)撮影とは?

よくインスタグラムやユーチューブでこのような写真や動画をみたことがありませんか?

俯瞰撮影とは被写体の真上から撮影することを言います。

写真や動画を見てくれている人に物の形や操作方法が伝わりやすいため、商品レビューや料理動画によく用いられる撮影方法です。

俯瞰撮影に必要な機材

カメラ・スマホ

カメラは一眼などの本格的なカメラももちろんですが、スマートフォンなどでも俯瞰撮影を楽しむ事が出来ます。

ただし、以下で紹介する機材は主に一眼カメラ向けに設計されたものばかりなので、スマートフォンで使用するには一工夫必要です。

カメラを固定するスタンド

俯瞰撮影する際には被写体の真上にカメラを固定する必要があります。

写真のみなら手持ちでももちろん可能なのですが、両手をフリーにして撮影したい場合には専用のスタンドが必要です。

俯瞰撮影が可能なスタンドをいくつか紹介しますので、自分のスタイルに合ったものを選んでみて下さい!

1.スライディングアームⅡ+クリエイターズクランプ

一番オススメなのがこの組み合わせ!

このセットがあれば、机や床のスペースをほぼ使うことなく俯瞰撮影を実現できます。

クリエイターズクランプは机にカメラやライトを挟み込むようにして取り付ける機材です。

机に固定したクリエイターズクランプスライディングアームⅡを設置するとこのようになります。

クリエイターズクランプスライディングアームⅡの詳細をレビューした記事も書いています。

2.ブームスタンド

もう一つの方法はブームスタンドを使う方法です。

ブームスタンドとは三脚タイプのスタンドからアームを突き出すようにして使うものです。

このブームスタンドのメリットは自立するため、デスクや壁など固定するものが必要ないことです。

また、かなり高い位置にカメラや照明を設置する事が出来るため大型の物撮りや寝ころんだ人物を真上から撮影するのに向いています。

また、ソフトボックス+照明を併用することで真トップライティングも可能。

真上から光をあてることで影のない写真を撮る事が出来、白抜き商品撮影にも向いています。

デメリットはかなり場所をとるということ。

横にアームを張り出すため、かなり大きな三脚になります。

大型のスタジオならいざ知らず、家で使うには大きくて結構邪魔になります。

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3.背景スタンド+カメラクランプ

3つ目の方法として、背景スタンドを使う方法があります。

両側に脚のついた背景スタンドに小型のカメラクランプをかませる方法です。

両脚タイプの背景スタンドはとても安定しており、倒れる危険性が少ないです。

また、取り付け位置を自由に変えられるため、画角の調整がしやすいのが特徴です。

デメリットはやはり大きいこと。

ブームスタンド以上に場所をとりますので、広い部屋に設置する必要があります。

スタジオを常設できるほど広い部屋があるのであればおススメできるセットです。

小物であれば撮影ボックスという選択肢もあり。

時計や指輪など、ちょっとした小物であれば専用の撮影ボックスという手もあります。

照明がついているタイプならスマホでもキレイな商品写真が撮れます。

機材があまり揃っていないけど、メルカリやオークションに出品するための写真をキレイに撮りたい場合はお勧めです。

上部に穴の開いているタイプであれば、手持ちにはなりますが俯瞰撮影が可能です。

撮影用ライト

見た目以上に部屋の中は暗いです。

スライディングアームやブームアームは構造上、カメラが揺れやすいため、快適に撮影するなら撮影用ライトでシャッタースピードを稼ぐ必要があります。

また、俯瞰撮影に限らずですが、撮影用ライトがあると表現の幅が増え写真や動画のクオリティをアップさせる事が出来ます。

ビデオ撮影用LEDライトがおすすめ

静物撮影や動画撮影の際は一般的にビデオライトと呼ばれる定常光ライトを使います。

最近販売されているものはほぼLEDタイプになっていて薄型軽量なのが特徴です。

私が使っているのはNEEWERというメーカーのパネルタイプのもの。

非常に薄くて省スペースなので気に入っています。

ただ、光量はあまり強くないのでシャッタスピードを稼ぎたい場合にはさらに大光量のものを選ぶ必要があります。

動画撮影においては、ファンの静音性も重要です。

入門用としてオススメなのはGodoxのML60というビデオライトです。

ファンが非常に静かで、無音に設定することもできます。

ユーチューバーさんなど音声も同時に収録する場合にオススメです。

俯瞰撮影時のカメラ設定

全体にピントが合うように絞るのがオススメ

俯瞰撮影の場合、被写体の形や機能を説明するための写真が多いです。

そのような撮影の場合は、F値を絞ってパンフォーカス状態にするのがオススメです。

写真左:F=1.8 写真右:F値=11

撮影後にトリミング等で切り出す場合にもパンフォーカスにしておけば失敗を最小限にする事が出来ます。

細部までピントを合わせたほうが説明用の画像としては適切です。

パンフォーカスとは?

パンフォーカスとは画角内のすべてのものにピントが合っている状態の事をいいます。

風景写真などでも良く使われます。

内蔵水準器で水平をしっかりと出そう

カメラ・スマホには多くの場合、内蔵の水準器が内蔵されています。

カメラであれば液晶画面にこのように水準器を表示させる事が出来るはず。

iPhoneにも水準器機能がついています。

標準で入っている計測アプリを起動して水準器を選びます。

水準器機能が無いカメラの場合はカメラにiPhoneをのせて水平出しをしましょう。

水平を出すにはギア雲台というものがあると便利です。

ネジを回して角度を微調整できるすぐれもの。

ちょっとお高いですがあると効率が上がります。

俯瞰撮影のシーン別活用法

商品レビュー撮影に使う

俯瞰撮影といえば商品レビュー動画やブログ写真。

当ブログでも俯瞰で撮影した写真を多用しています。

俯瞰で撮った写真は紹介したいものの形状や特徴を伝えやすいです。

また、商品を手に持ったり使っている想像を膨らませやすい撮影手法です。

スライディングアームやブームアームがあれば、両手をフリーにできますので、下のようなコスメ系の紹介写真にも使いやすいです。

料理動画撮影に使う

従来、料理動画は作り手の反対側にカメラが立って撮影するのが主流でした。

ただ、最近の料理レシピサイトや料理動画は俯瞰で実際の作り手の目線で撮影するものが多くなってきました。

材料の切り方や、どの程度炒めるのかなどがよく見えるのが特徴です。

完成した料理やパーティーのプレートなども俯瞰で撮影するとちょっとおしゃれに見えますよ。

リモートワークの手元カメラとして使う

ここ最近の社会情勢により、在宅勤務をせざるを得ない方も増えてきたかと思います。

紙に図やポイントを書き込んで提案や打ち合わせをしていた方はそのやり方を大きく変えなくてはならず混乱しているのではないでしょうか。

そんな時にもこの俯瞰撮影セットは役に立ちます。

デスクの真上から印刷した書類を映すことで、お客様の要望や意見を書き込みながら打合せが出来ます。

テレワークで必要な機材をまとめた記事も書いています!

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興味がある方は是非ご覧ください。

まとめ

今日は、俯瞰撮影のために必要な機材とセッティング方法について説明しました。

物撮りだけにとどまらず、リモートワークなどでも活躍する俯瞰撮影。

機材に多少お金はかかりますが、他者と大きな差別化を図ることが可能です。

是非チャレンジしてみて下さい。

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この記事を書いた人

北海道在住
30代普通のサラリーマン
妻と子の3人暮らし

過ぎ去ってしまう普通の毎日を忘れないように書き留めておこうと思いブログをはじめました!

大好きなカメラやガジェット、旅先でのよかったことなどいろいろな情報を発信しています。

どこかのだれかに少しでも役に立てたらいいなあ・・。

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