ブログや動画でこのような真俯瞰撮影をよく目にしますよね。
ただ、この真俯瞰撮影は手持ちで撮ろうとするとなかなか難しく、動画制作においてはほぼ不可能です。
そんな時に使う機材としては三脚タイプのブームアームなどがあります。
ただ、ブームアームはかなりスペースを取ります。
そこで見つけたのが今回紹介するスライディングアームⅡです。
このスライディングアームⅡと同じくSLIKから発売されているクリエイターズクランプやベルボンのクランプキットをくみわせて使えば省スペースで真俯瞰撮影を実現できます。
開封から実際の使用方法を詳しく紹介します!
外箱開封
さっそく開封の様子から紹介します。
外箱は白のシンプルなものでした。
箱を開けてみると保証書が上部に貼り付けてありました。
箱から出してみるとこんな感じ。
付属の袋には取扱説明書とアフターサービスの連絡先が書いた紙。
本体を箱から取り出してみるとこんな感じです。
本体全長は497mm
取り付けネジは3箇所あり、三脚などと接続するためのネジはU1/4ネジです。
日本製など一般的な三脚に取り付けられるネジになっています。
変換アダプターを取り外せばU3/8ネジにも変換できますので海外製の三脚などにも問題なく取り付けできますよ!
カメラや雲台を取り付けるためのネジはU1/4ネジになっています。
アングルを90度変えられるアダプターは取り外すことも可能です。
パイプ後端にはウェイトを吊るすためのリングがついています。
本体中央の角度調整機構はギザギザが噛み込むような構造になっており、しっかりと締め込むことで角度が変わることはありません。
使用方法
三脚に取り付けて使う場合
三脚に取り付けて使用する場合には三脚に取り付けている雲台を一度外し、スライディングアームⅡをクルクルとねじ込みます。
先端に雲台を取り付けるとこんな感じになりました。
ブームアームのように使用する場合には転倒防止のために三脚の足と伸ばす方向を合わせて使用します。
重たい機材を載せる場合は反対側のウェイトリングに重りを吊るすとより安定します。
ローアングル撮影の際にはこのような形になります。
クリエイターズクランプに取り付けて使う場合
スライディングアームⅡととても相性の良いアイテムにクリエイターズクランプというものがあります。
デスクやポールに挟み込むように固定できるもので、デスクを占領せずにカメラや照明を設置することができる優秀なアイテムです。
取り付けは三脚の際と同様にねじ込んで固定するだけです。
デスクに固定した様子がこんな感じです。
デスクと水平にカメラを設置した場合の距離
クリエイターズクランプを最大まで伸ばし、デスクと水平に設置した場合カメラ本体とデスクの距離は52cmほどになります。
スライディングアームⅡを最大まで伸ばすと、デスク端からカメラ中央までの距離は43cmほどになります。
スライディングアームⅡを45度傾けた場合の距離
スライディングアームⅡを45度まで傾けるとデスクとカメラ中央までの距離は45cm程になります。
デスク端からカメラ中央までの距離は64cmほどになります。
この場合、結構高さを稼げますので下で作業しながらの撮影も楽々行う事が出来ますよ!
クリエイターズクランプのレビュー記事も書いていますので気になる方は是非。
シーン別利用方法
レビュー動画や料理動画で俯瞰撮影
スライディングアームⅡを買う方はおそらくこの俯瞰撮影がメインの使い方になると思います。
商品レビューでの俯瞰撮影は商品をよく見せるだけでなく、それをみる人が実際に使っている想像を掻き立てる効果があります。
スライディングアームⅡを使って俯瞰撮影をすれば、両手がフリーな状態で撮影できますから、なお相手に物の使い勝手を伝えやすくなります。
料理動画等においても、どのような材料をどのように切って入れていくのか
どの程度炒めるのか等、伝えやすいためレシピ動画を掲載しているサイトなどで多く使用されています。
ローアングルの接写でも使える
三脚に固定して使えば、地面近くに咲いている花などの接写に便利です。
三脚のみで広角レンズを使うと、足が写り込んでしまう場合が多く画角が制限されがちです。
スライディングアームⅡを使用すればほぼ制限なくどのようなレンズでもクローズアップ撮影が楽しめますね!
リモートワークで手元を映せる
昨今の社会情勢から、リモートワークの準備をされている方もおおいかと思います。
特に営業職の方はリモートワークになることで自分のセールストークを大きく変えざるを得ないかもしれません。
説明の際、画面にパワーポイントなどでプレゼン資料を写すことは可能ですが、対面営業のようにお客様の意見を書き込みながらプレゼンをしたい方もいるらっしゃるかと思います。
スライディングアームⅡとクリエイターズクランプを組み合わせればデスク上に広げた紙資料を直接写し、対面営業に近い形でのプレゼンが可能になります。
設計職の方も図面を映しながらお客様との意見交換ができて非常に便利で
す。
物撮り用トップライティングにも使える!
ストロボを取り付けたソフトボックスと組み合わせることで、物撮り用のトップライトとしても使えます。
通常、真トップライティングを作るにはブームアームが必要ですが、広いスペースが必要になります。
この組み合わせなら、非常にコンパクトに質の高い物撮りが可能です。
オススメのソフトボックスは、Godoxの60cmタイプ。
詳しくはソフトボックスのレビュー記事で書いています。
スライディングアームⅡのいいところ
手軽に俯瞰撮影ができる
常にデスクにクランプしておくことで気軽に俯瞰撮影が可能です。
大きなブームアームを使用すると、かなり部屋を圧迫するため撮影終了後には必ず片付けなくてなりませんでした。
そうなると気合を入れて撮影する時以外は組み立て設置する気になりません。
気軽さで言えば圧倒的にスライディングアームⅡですね!
片付けも楽々
クリエイターズクランプに取り付けたスライディングアームⅡは片付ける際も楽々です。
クランプはデスクに取り付けたままでスライディングアームⅡを折り畳むようにしておけば邪魔になることなく片付けることができます。
ただ、デスクから外してしまいたい場合には少々長さがあるので場所を取ります。
デスクの邪魔にならないところに取り付けておいたほうがいいですね。
スライディングアームⅡのイマイチなところ
ちょっと大きい。持ち運びは不便
クランプ時は省スペースで非常にいいのですが、折りたたんで持ち運ぶ際には結構大きく、かさばります。
三脚と一緒に持ち歩いて接写撮影を楽しみたい場合にはカメラバッグの他に三脚ケースがあるといいかもしれません。
人物撮影時のライティングにはブームが必要
物撮りなどの小物であればこのスライディングアームⅡで対応できますが、人物撮影等でトップライティングを作る場合にはブームアームが必要になります。
どちらも持っておくと様々なシチュエーションに対応できますね!
まとめ
今日は、俯瞰撮影の際に便利なSLIKスライディングアーム2を紹介しました。
現在、多くのユーチューバーさんやインスタグラマーさんが活躍されている中、少しでも他者と差別化し追いつくためにもぜひ手に入れて欲しいアイテムでした!
参考になれば幸いです。
SLIKクリエイターズクランプのレビュー記事もおすすめです!
是非合わせてごらんください。
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