EOS Kiss M2などのEF-Mマウント機の最大の弱点であるレンズバリエーションの少なさ。
しばらくEF-Mマウントレンズで写真に慣れてきた方にはもっとほかのレンズも試してみたいという欲がわいてくるのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのがキャノン純正のマウントアダプター「EF-EOSM」です。
このマウントアダプターを取り付けることで一眼レフ用レンズマウントであるEFマウントのレンズを取り付けて使用する事が出来るようになります。
今回はそんなマウントアダプター「EF-EOSM」の開封からAF動作はどうか?使用感はどうかなどを紹介します。
EF-EOSMの開封
まずは開封の様子から紹介していきます!
▼外箱はこんな感じで、大きく商品の写真が書かれています。
▼箱を開けると保証書と取扱説明書がはいっていました。
▼そして本体。
EF-Mマウントのカメラはボディが非常に軽いため、レンズ側が重くなります。
三脚に乗せても安定するように標準で三脚座が付属します。
▼三脚座は取り外す事が出来ます。
▼本体上面にはCanonの刻印とMOUNT ADAPTER EF-EOSMの刻印
▼こちらの大きく膨らんでいる側がEFマウント
レンズに取り付けるほうですね。
▼細くなっている側がEF-Mマウント。
カメラ本体側に取り付けるのがこっち
▼側面にはEFレンズを取り外すためのレバーがついています。
▼EFマウント側のキャップを取り外すとこんな感じで、金属マウントになっています。
EFレンズは赤いマークに合わせて取り付け。
EF-Sレンズは白いマークに合わせて取り付けます。
▼ゴールドの部分は通信用の電子接点です。
手で触れないように注意。
▼中は光の余計な反射を抑えるため波型の形状になっていました。
▼EF-Mマウント側のキャップを取り外すとこんな感じ。
こちらも金属マウントになっています。
▼MADE IN TAIWANの刻印
▼カメラと通信するための電子接点
▼底面は三脚座を取り付けるためのネジが切ってあります。
三脚に取り付けた際、三脚座が回転してしまわないように溝が掘ってありますね。
▼三脚座は全体が金属で、ローレット加工のされているネジがついていました。
▼マウントアダプターに三脚座をつけるとこんな感じ。
回転防止の溝がついていますので、ガッチリ固定されます。
いつの間にかネジが回っていて落ちてしまうという事もありませんね。
▼マウントアダプター単体の重量は107.5gでした。
▼三脚座を含めると155.0gでした。
▼iPhoneとサイズを比較するとこんな感じ。
EOS Kiss M2に装着してみる
続いて、EOS Kiss M2にマウントアダプターを装着してみます。
▼EOS Kiss M2側の白マークとマウントアダプターの白マークを合わせて取り付けていきます。
▼サイズ感はEF-M22mm F2 STMとほぼ同じくらいでした。
▼EOS Kiss M2と組み合わせたときの重量は510.0g
▼三脚座も込みだと557.5gになります。
▼ちなみに三脚座を取り付けた状態だとPeakDesignのキャプチャなどについてくるスタンダードプレートの取り付けはこのようになります。
長穴の切ってある新型のスタンダードプレートなら取り付けることは出来ますが、この状態ではバッテリーカバーが開かなくなりますので相性はあまりいいとは言えません。
ピークデザイン製品を愛用している方は注意が必要!
▼PeakDesignリーシュなどに付属している小さなタイプのプレートなら問題なく取り付けが可能です。
EF50mm F1.8 STMで動作確認
次にCanon EF50mm F1.8STMを取り付けて動作確認をしてみようと思います。
▼EF50mm F1.8 STMは価格が破格な上にとても移りの良い単焦点レンズ。
キャノンユーザーなら全員が持っておくべきと言ってもいいほど素晴らしいレンズです。
▼EFレンズを取り付ける際は赤いマーク同士を合わせて取り付けます。
▼取り付けた様子がこんな感じ。
サイズ感は標準ズームのEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMとほぼ同じくらいになりました。
▼EOS Kiss M2+EF-EOSM+EF50mm F1.8 STMを取り付けると重量は710.5gでした。
十分軽量で、どこへでも持ち歩けそうです。
▼このセットで瞳AFをテストしてみた様子がこちら。
さすが純正とあって、動作は非常に良好。
通常の1点AF,サーボAF,瞳AF全てがEF-Mレンズと同様の使い勝手でした。
▼簡易マクロ的表現のできるエクステンションチューブもテストしてみました。
こちらも1点AF,サーボAFともに問題なく動作しています。
マクロ撮影をしてみたいけど高くて買えない!なんて言う方にはエクステンションチューブおすすめですよ。
基本スペック
基本仕様
- 前側マウント仕様:キヤノンEFマウント(EFレンズを装着)
- 後側マウント仕様:キヤノンEF-Mマウント(EOS Mカメラ本体を装着)
- 使用可能レンズ:EFレンズシリーズ(EF-Mレンズ、CN-Eレンズ、EFシネマレンズは除く)
- 本体寸法:φ66.6 x 26mm(本体のみ)
- 質量:約110g
- 防塵防滴:非対応
- 三脚座:あり(同梱)
一部EFレンズ、EF-Sレンズを装着した際にAFに時間がかかったり使えない場合もあるようです。
詳しくはキャノンホームページのQ&Aページを参照して使いたいレンズが入っているかは確認しておいたほうがいいですね。
EF-EOSMはどんな時に必要?
まずはマウントアダプターはどのような場面で使用するものなのか、どのような方にオススメしたい商品なのかを紹介します。
まずはEF-Mマウントレンズを使いこなそう!
EOS Kiss M2に取り付けることが出来るレンズはEF-Mマウント用レンズのみです。
Canon純正レンズとしては、EF-Mマウントレンズには2021年3月現在7種類が発売されています。
- EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM[標準ズーム]
- EF-M22mm F2 STM[標準単焦点]
- EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM[望遠ズーム]
- EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM[広角ズーム]
- EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM[高倍率ズーム]
- EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM[マクロ]
- EF-M32mm F1.4 STM[標準単焦点]
ラインナップされているレンズは明確に用途が分かれているものばかりで、一眼カメラをこれから始める方にとっては非常にわかりやすくなっています。
ですが、一眼に慣れてきて新しい表現にチャレンジしたい方や今までキャノンの一眼カメラ、レンズを所有していたという方には物足りなく感じるラインナップです。
ここまでのレンズを検討してみて物足りないなと感じたら次のステップへ進みましょう!
EF-Mマウントのサードパーティー製レンズを検討してみる
もし純正レンズで物足りない場合にはサードパーティからもEF-Mマウントのレンズが発売されています。
- SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary[広角単焦点]
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary[標準単焦点]
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary[中望遠単焦点]
- TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC[高倍率ズーム]
サードパーティ製レンズには絞り(F値)が明るい単焦点レンズや広角から望遠までカバーできる高倍率ズームがラインナップされています。
純正レンズではなかなか難しい大きく背景のボカした写真など、多彩な表現を楽しむ事が出来ます。
それでも満足できないならマウントアダプターを検討してみて!
上記レンズを検討してみてもまだまだ他の表現を楽しみたい方や現在所有しているEFマウントレンズ資産を活かしたいという方はマウントアダプターがオススメです。
先ほど紹介した神レンズEF50mm F1.8 STMを取り付けられるようになるだけでも買う価値はあるかと思います。
まとめ
今日は、EOS Kiss M2でEFレンズを使えるようになるマウントアダプター「EF-EOS M」を紹介しました。
カメラにハマると、いろいろなレンズを試してみたくなりますよね!
EF-Mマウントレンズでは満足できなくなってきた!次のステップに進みたい!という方にはとてもオススメできる商品でした!
純正以外のマウントアダプターも販売されていますが、安心さを求めるのであれば純正を選んだほうがいいですよ!
EOS Kiss M2の購入に迷っているなら、まずはレンタルで試してみませんか?
おすすめのカメラレンタルサービスを比較した記事もたくさんの方に読んでいただいています。
本日は以上です!
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