外でもソフトボックスを使った撮影がしたいけど、あまり大きいのは目立つし嫌だなあ・・・。
ストロボにハマると、屋外や出張スタジオでも自前のストロボセッティングを使って撮影したくなりますよね?
でも、プロでもあるまいし大型のセッティングを持ち歩くのは恥ずかしい。
許可を取っていない公園ではライトスタンドの使用が禁止されている場所も少なくありません。
他の来園者さんの邪魔になるのはもっといけないしね・・。
そんな時に役立つのが、小型のストロボとソフトボックスのセットです。
色々探してみるとカメラ用品メーカーの「Nissin(ニッシン)」からピッタリのソフトボックスが発売されていたので買ってみました。
きょうはこの「小型ソフトボックス Nissin MS-01」の開封から実際の使用感、大型ソフトボックスとの効果比較などを紹介します。
「小型ソフトボックス Nissin MS-01」を開封
外箱はこんな感じの真っ白のダンボールでした。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00121.jpg)
箱を開けるとこんな感じで袋に入った本体が見えました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00151-1.jpg)
すべて出してみるとこんな感じ。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00171.jpg)
中身はシンプルです。
ストロボブラケットを詳しく見る
まずはストロボに取り付けるブラケットから開けていきます。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00181-1.jpg)
袋から出すと全体がプラスチックでできたブラケットが出てきました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00221.jpg)
ブラケット上面にはNissinのロゴがプリントされています。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00241-2.jpg)
裏面はこんな感じで、プラスチック製のネジが上下についていて、この上下のパーツでストロボをクランプする構造です。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00251.jpg)
表面は裏のクランプと同じ動きをするシャッターがついています。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00261-1.jpg)
ストロボが当たる面は滑り止めのゴムが貼ってありました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00271-1.jpg)
ソフトボックス本体を詳しく見る
ソフトボックスはケースに入っています。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00281-1.jpg)
ケースにはNissinのロゴ
上面はヒモで締め付ける形です。
![](https://i0.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00291.jpg?ssl=1)
![](https://i2.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00311.jpg?ssl=1)
ケースを開けるとこんな感じで入っています。
![](https://i2.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_0030021.jpg?ssl=1)
![](https://i1.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00331.jpg?ssl=1)
中に入っていたのはソフトボックス本体とディフューザーです。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00341-1.jpg)
本体は折りたたみ傘のような構造になっており、関節部分をカチカチと押し込むようにすれば組みあがります。
![](https://i2.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00471.jpg?ssl=1)
![](https://i2.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00481.jpg?ssl=1)
セッティングはめちゃくちゃ楽!素早く広げられるよ!
本体には小さめのディフューザーがマジックテープで固定されています。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00381-1.jpg)
この小さなディフューザーは取り付けたままソフトボックスを畳む事が出来ます。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00491.jpg)
外側に付けるディフューザーはたたまれて袋に入っていました。
![](https://i0.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00431-1.jpg?ssl=1)
![](https://i1.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00441-1.jpg?ssl=1)
ソフトボックスを広げた状態で取り付ける事が出来ました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00511.jpg)
ソフトボックスの完成形がコチラ
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00521.jpg)
ソフトボックスのサイズは20cm x 30cmととてもコンパクトです。
先ほどのブラケットをソフトボックスに取り付けていきます。
マークに合わせてグルっと回転させれば固定されます。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00551.jpg)
![](https://i2.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00571.jpg?ssl=1)
![](https://i2.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00581.jpg?ssl=1)
こちらもとっても簡単!わかりやすいですね。
ストロボを取り付けてみる
まずは私が普段愛用している「Godox TT600」をとりつけてみます。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00601.jpg)
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-36-300x169.png)
ストロボを取り付ける際は上下のネジをグルグルと回して広げます。
あとはストロボを差し込んでネジを締めなおせばOK
![](https://i0.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00621.jpg?ssl=1)
![](https://i1.wp.com/pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00641.jpg?ssl=1)
組み立てからストロボセッティングまですべてが簡単にスピーディーに行えるようになっています。
「Godox TT600」が取り付いた様子がこんな感じ。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00661.jpg)
重量はストロボと併せて597.0gになりました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_00681.jpg)
小型ソフトボックスだけあってかなり軽いです。フルサイズの標準レンズ一本分とほぼ変わりません。
さらに小型のストロボ「Godox TT350」も取り付けてみました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_0007_11.jpg)
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-IMG_0009_11-1.jpg)
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/tt350-26-300x169.png)
コチラの方が小型になり、バランスもよさそうです。
ディフューズ効果を比較する
「小型ソフトボックス Nissin MS-01」でどれほどのディフューズ効果が得られるかを検証してみます。
条件は以下の通り
- カメラ設定はマニュアルモード
- ISO,F値,SSなどカメラ設定は一切変更なし
- ストロボはGodox TT350
- 発光量は1/8で固定
- ストロボ位置はスタンドで固定、変更なし
ストロボ直射
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-163A95751-1-1024x1024.jpg)
ストロボ直射では、背景の影がかなり強く出ているのがわかります。
鼻の横に出てくる影もパキっとした強い印象の影が出来ていると思います。
コントラスト強めのカッコイイ表現をしたい場合にはこれでもいいかもしれませんが、女性や子供などふんわりとした表現にはあいませんね。
小型ソフトボックス Nissin MS-01
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-163A95761-1024x1024.jpg)
次に「小型ソフトボックス Nissin MS-01」を使って撮影しました。
ディフューザーを通している分、直射と比べ若干暗くなっています。
ソフトボックスが小型な分、光の周り方は若干不十分で、直射と比べ影自体の大きさはさほど変わりません。
ですが、背景に出る影は輪郭がふんわりと柔らかくなっていて、髪、頬、鼻などのテカリがしっかりとディフューズされているのがわかると思います。
また実際に使う場合には小型な分、被写体に近づけて光を当てられますので、子供などの大きすぎない被写体であれば光の周り方についてはさほど気にする必要はないように思います。
Godox 60cm x 60cmソフトボックス
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-163A95771-1024x1024.jpg)
最後はGodox の一般的な大きさのソフトボックスで撮影しました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/Godoxソフトボックスレビュー-300x169.jpg)
比較的大型のソフトボックスなだけあって光の周り方、ディフューズ効果も3つの中では一番良かったと思います。
肌表面のテカリ具合もあまり出ることがないため、大人や大型の被写体をを写す場合にはこの選択肢がベストと言えます。
ただし、このセットにストロボをたすと1キロを超えますので、屋外で補助光的にストロボを使いたい場合には持ち運びのしやすい「小型ソフトボックス Nissin MS-01」に軍配が上がりそうです。
3種類の比較GIF
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/ディフューズ効果比較-1024x1024.gif)
直射→「小型ソフトボックス Nissin MS-01」→「Godox 60cmソフトボックス」の順番に表示しています。
「小型ソフトボックス Nissin MS-01」の使用感
テーブルフォトなどの小さな被写体ならベストチョイス!
この「小型ソフトボックス Nissin MS-01」を使ってみて思ったことはやはり、コンパクトさと取り回しの良さです。
テーブルフォトや物撮りをする際にはこのコンパクトさが大きなメリットとなります。
60cmのソフトボックスを使っていたときにはテーブルの横にライトスタンドをたててストロボを発光していました。
しかし、ダイニングテーブルほどの大きさがあればこの「小型ソフトボックス Nissin MS-01」を被写体と一緒に置いて撮影する事が出来るようになり、スタンドを立てるスペースが必要なくなりました。
一脚やミニ三脚と組み合わせれば手持ちストロボとして使える!
ちょこちょこ動き回る子供を撮影する際には、ストロボを固定するよりも持ち歩いてベストな位置から発光したいものです。
その場合にはこの「小型ソフトボックス Nissin MS-01」と一脚やミニ三脚とを組み合わせることで手持ちストロボとして使う事が出来ます。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/11/s-163A95631-1.jpg)
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/12/sutorobotemochi-300x169.jpg)
逆光時に顔を明るく持ち上げてあげたい場合や、順光時に後ろから輪郭を強調してあげたい場合、臨機応変にストロボ位置を変えられる手持ちストロボは便利です。
子供は大人のようにじっとはしてくれないし、あっちこっち向いてしまうのでこの手持ちがとっても役に立ちます!
スタジオでのポートレート撮影では力不足か
この「小型ソフトボックス Nissin MS-01」のメリットでもあり、デメリットでもありますが、小型なためスタジオで大人のモデル撮影しようと思うと若干不満がありそうです。
スタジオの広さも把握していて、車などで機材を潤沢に持ち込める場合にはこの選択はベストとは言えません。
ただし、イベントなどで臨時的にストロボ撮影をする場合には、持ち運びのしやすい「小型ソフトボックス Nissin MS-01」はあっていると感じます。
イベント会場の広さが不明な場合にもコンパクトな「小型ソフトボックス Nissin MS-01」を選択しておけば間違いないでしょう。
まとめ
今日は「小型ソフトボックス Nissin MS-01」を紹介しました。
小型でも場面に合わせて使えば十分にディフューズ効果が得られ、持ち運びやセッティングの楽さも抜群です
物撮り、室内、屋外など子供や小物撮影用の入門ソフトボックスには最適!
様々な使い方を試す事が出来るのでなかなか楽しめるソフトボックスだと思いますよ。
参考になれば幸いです。
コメント