ストロボ沼に頭の先まで浸かっているともきちです。
今まで使っていたストロボに不満があったのでストロボを追加で購入しました!
今回購入したストロボはGODOXという中国メーカーのクリップオンストロボ「TT600」です。
価格もやすく、機能もすばらしいストロボでしたので開封から、実際の使用感までを詳しくレビューしてみようと思います!
ストロボやってみたいけど何を買ったらいいのかわからないという方は別記事で予算別おすすめストロボセットの記事も書いていますので併せてごらんください!
2021.05.08追記
Godox TT600を1年間じっくりと使ってみた感想やメリットデメリットを紹介した記事を追加しました!
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2021/05/godoxtt6001y-300x169.jpg)
是非そちらもご覧ください。
GODOX TT600をなぜ買ったのか。
現状の不満を解決できそうだった!
以前まで私はNEEWERのNW562というクリップオンストロボ2灯にワイヤレスコマンダーのFC16をつけて使っていました。
これでも必要十分な機能ではあったのですがいくつか不満がありました。
・光量調整が手元でできない。
→ストロボは細かい調整が必要なのですがいちいちストロボのところまで行って光量を変えてカメラに戻ってというのを繰り返さなければなりませんでした。
・電池が2種類必要
→ストロボは単3電池、コマンダーが単4電池なので充電池も充電器も2種類用意する必要があるため充電式じゃない電池を使っていましたがコスパが悪かったです。
・光らないときがある
→調整などで数秒放置するとスリープモードに入ってしまうのか、光らないことが頻発してしまい、これもストレスでした。
いろいろと情報収集していくうちに上記の不満点が解決できるのではないかと思いました。
・専用のコマンダーで光量調整ができる!
→GODOX Xシステムに対応したコマンダーを使うことで光量を遠隔で調整できるため格段に楽になった!という口コミが多かったので解決できそうでした。
・どちらも単三電池で動く!
→ストロボは単三電池4本、コマンダーも単三電池2本で稼働しますので単三の充電池だけを購入していけばいい!
・光らないことがほとんどない!
→GODOXの純正コマンダーを使っているので光らないなどの不具合がほとんどないという口コミが多かったので安心して購入しようと思えました。
多くの方が使っているのにもかかわらずいいレビューが多かったのが一番の購入の決め手でした!
「純正コマンダーXpro」も一緒に購入しました!
別記事で詳しくレビューしていますので併せてごらんください!
【関連記事】【GODOX Xpro-C購入レビュー】格安!おすすめストロボコマンダーを紹介します!
GODOXというメーカーが信頼できた
ケンコートキナーが正規代理店という安心感
GODOXとは中国のカメラ用品メーカーで、価格の安さと高品質な製品でここ数年、大きくシェアを拡大しているメーカーです。
中国製で不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、現在ではプロカメラマンも愛用するほど信頼のある会社だとわかりました。
日本ではケンコートキナーという大手メーカーの子会社ケンコープロフェッショナルイメージングが正規代理店として販売している点も安心できるポイントですね!
魅力的なGODOX製品で共通のワイヤレスシステム
GODOX製品の多くにはXシステムというワイヤレスシステムが標準搭載されており、専用コマンダーをひとつ買えば、ストロボの機種を変えたりした場合にも別途コマンダーを追加する必要がありません。
多灯ライティングも1つのコマンダーで多数のストロボを制御できるのは大きなメリットですね。
GODOX製品の代表的なものでいえばポートレート撮影をする方に絶大な人気を持つ小型のモノブロックストロボAD200があります。
こちらもXシステム標準搭載ですのでTT600に追加購入しても光量調整やワイヤレス発光が可能ですね。
最近発売された丸型の発光部とリチウムイオンバッテリーが特徴のGODOX V1も同じくXシステム標準搭載。
魅力的な商品が後々の追加購入に対応しやすいのはすごくメリットですね!
TT600は、価格が安かった!
安心できるものにもかかわらず価格は1万円をきる低価格!
同クラスのキヤノン純正ストロボが「600EX-RT」というモデルなのですが、価格は約6万円!!
防塵防滴構造やキヤノンカメラに最適化されたデータ転送など純正ならではの優位性はありますが、価格が1/6というのはやはり手を出しやすいですね。
GODOX TT600 のスペックを紹介
ガイドナンバー | GN60(フル発光、焦点距離200mmの時) |
垂直回転角度 | -7°~-90° |
水平回転角度 | 0°~360° |
使用電池 | 単3アルカリ電池 |
フルパワー発光回数 | 約230回(2500mA Ni-MH電池使用時) |
リサイクルタイム | 0.1秒~2.6秒 |
色温度 | 5600K±200K |
ワイヤレス機能 | マスター、スレーブ、オフ |
無線伝送 | 内蔵式2.4G無線伝送 100m |
サイズ | 64mm x 76mm x 190mm |
重量 | 400g(電池を含まず) 500g(電池込み) |
TTL | 非対応 |
ハイスピードシンクロ | 純正コマンダー使用時のみ1/8000秒まで対応 |
※製品スペックはAmzon販売ページより引用
純正コマンダー使用時のみではありますがハイスピードシンクロに対応しているのは嬉しい!日中の屋外でも使えますね!
自動調光機能のTTLは非対応ですが、室内での物撮りやポートレートであればほぼ使わない機能だと思います。
GODOXの他機種とTT600を比較してみる
GODOXからはこの「TT600」以外にいくつかのクリップオンストロボが発売されています。
各機種の大きな違いをまとめると以下の通りです。
・TTL(自動調光機能)の有無
・バッテリーが単3電池かリチウムイオンか
・ガイドナンバーの違い
・ヘッド形状の違い
・グループ数の違い
TTL | バッテリー | GN | ヘッド形状 | グループ数 | |
TT600 | × | 単3電池4本 | 60 | 四角 | 5 |
TT685 | 〇 | 単3電池4本 | 60 | 四角 | 5 |
TT350 | 〇 | 単3電池2本 | 36 | 四角 | 3 |
V850Ⅱ | × | リチウム | 60 | 四角 | 5 |
V860Ⅱ | 〇 | リチウム | 60 | 四角 | 3 |
V350 | 〇 | リチウム | 36 | 四角 | 3 |
V1 | 〇 | リチウム | 76Ws | 丸型 | 5 |
この中でTT600は一番シンプルなモデルと言ってよさそうです。
リチウムイオンバッテリーっていいの?
リチウムイオンバッテリータイプのメリットはチャージが爆速なところです。仮にフル発光してもすぐに次の撮影に移れます。
デメリットとしては価格が高いところと入手性がよくないところです。充電忘れたーってなっても乾電池ならコンビニで買えますね。
比較をまとめると
TT350系列 | |
・小型軽量なら | TT350 |
・TT350のリチウムイオンバッテリー版 | V350 |
TT600系列 | |
・一番ベーシックな低価格機種がいいなら | TT600 |
・TT600のリチウムイオンバッテリー版 | V850Ⅱ |
・TT600のTTL+リチウムイオンバッテリーの最上位機種がいいなら | V860Ⅱ |
V1系列 | |
・ラウンドヘッド採用の最新機種がいいなら | V1 |
GODOX TT600 の外箱と開封!
早速購入した「GODOX TT600」を見ていこうと思います!
外箱を見てみる
こちらが外箱正面と裏面です。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-2.png)
表記は中国語と英語でした。
外箱側面と上面です。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-3.png)
簡単な説明書きがありました。
開封してみる
箱を開けるとこんな感じ。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-4.png)
ケースと説明書らしきものが見えました。
箱から出してみるとこんな感じ。
ケース表面は布製で、開閉フタの部分には合皮が使われていました。
ケース表面の拡大写真
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-5.png)
ベルトなどはついていないです。
ケースを開けると結構パンパンに入っていました。 取り出すのもちょっと固いなと思うくらいピッタリ
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-6.png)
小さなポケットにはスタンドが入っていました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-7.png)
スタンド裏面には三脚やスタンドに着けるためのネジが切ってあります。
付属品
付属品をすべて出してみるとこんな感じ。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-33.png)
・TT600 本体
・ケース
・スタンド
・日本語説明書
・英語中国語説明書
・保証書(英語と中国語)
・ディフューザー(※)
・カラーフィルター(※)
・マイクロファイバークロス(※)
・シリカゲル
※マークのついているものは代理店特典なので購入する代理店によって付属していない場合があります。
日本語の説明書がついているのは嬉しいですね!
GODOX TT600 の本体を詳しく見てみる
次に本体を詳しく見てみます。
本体表面はよくあるストロボという感じの、つや消しのブラックになっています。
表面の質感拡大写真
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-8.png)
正面をみてみる
正面はこんな感じです。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-34.png)
TT600とGODOXのロゴが入っています。
赤いパネルの中身はフォーカスアシストランプと光スレーブ用センサーがついています。
赤いパネルの下には拡張バッテリーパックを接続するための入力端子がついていました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-35.png)
GODOX純正の拡張バッテリーパックを使えばリサイクルタイムが短くなったり、発光回数が稼げたりするので気になっている商品です。
側面をみてみる
正面から見て左側面には乾電池を入れる部分がついています。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-24.png)
一度下に下げると開くようになります。
電池の入れる方向を示す+-はかなり小さく書いてあるので見ずらいです。
フタには特に防塵防滴ゴムなどはなく、外で使用する際には注意が必要ですね。
反対側面にはワイヤレスコントロールコンセントとシンクロソケットがついていました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-25.png)
こちらはゴムのフタがついているのでごみが入ったりなどはなさそうですね。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/WjI5b1IsdZ5Dz9PAEW6W1584280624-1584280626-1024x683.gif)
ヘッドの角度は-7°~-90°まで可変します。
上面をみてみる
上面はもちろん発光部がついています。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-28.png)
焦点距離を変更することで中のキセノン管が前後します。
発光面上部にはアイキャッチ用のリフレクターと拡散用のディフューザーが収納されていました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-29.png)
下面を見てみる
下面はホットシューがついています。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-30.png)
端子はシンプルなものです。TTL機能がついているストロボと違い、カメラと情報をやり取りする必要がないので端子はシンプルですね。
このシンプルな端子であれば様々なメーカーのカメラで使用する事が出来ます。
ホットシューのサイズの関係でソニーのみ専用のものが発売されていますよ。
カメラ側とロックするためのロックナットがついています。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-9.png)
欲を言えばワンタッチ式のロックが良かったですが価格が安いので仕方ないですね。
裏面をみてみる
裏面上部には技適マークのシールがついていました。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-26.png)
ワイヤレスで電波を飛ばすためにはこの技適マーク付きのものを使わなければ違法となります。
コマンダーのスレーブとして使う場合にも光量などの情報を相互にやり取りするため、ストロボ本体にも技適マークがついたものを選びましょうね。
裏面下側には各種ボタンとモニタがついています。
ボタンは心地よいクリック感のあるボタンです。
無限に回転するセレクトダイヤルにもクリック感があります。上下左右のボタンはありません。回転するだけですね。
電源ボタンは上下にスライドさせることでONOFF切り替えができます。
スライドボタンは重すぎず軽すぎずちょうどいいです。
実際にカメラに装着してみる
基本はオフカメラストロボとして使う予定なのでホットシューに着けることはあまりないのですが、サイズ感を見るために着けてみました。
まずはキヤノンのフルサイズミラーレス一眼[EOSR]に取り付けた様子です。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-32.png)
ちょっとストロボが大きいですがそこまで不格好じゃないですね。
次はソニーのAPS-cミラーレス一眼[a6000]に取り付けた様子です。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-31.png)
こちらは相当ストロボが大きく不格好です。
取り付けて持ち歩こうとは思わないサイズ感ですね(笑)
GODOX TT600 の各種設定を見てみる
背面ボタンの名称は以下の通りです。
ボタンは短押しと長押しで機能が違います。
ボタン表面は上下に分かれており、ラインより上に書いてあるのが短押し。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-27.png)
下に書いてあるのが長押しという意味です。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-37.png)
番号 | 短押し | 長押し |
① | 発光モード選択(M/Multi) | ワイヤレスモード切替[マスター/スレーブ/ワイヤレスOFF] |
② | ズーム選択[20mm~200mm] | カスタムファンクションボタン |
③ | フォーカスアシスト(点灯/消灯) | ハイスピードシンクロ(ON/OFF) |
④ | テスト発光/リサイクル完了ランプ(赤発光) | – |
⑤ | ワイヤレスグループ設定[A/B/C/D/E] | ワイヤレスチャンネル設定[ch1~ch30] |
⑥ | 調整ダイヤル | – |
⑦ | セットボタン | – |
⑧ | 電源ボタン(ON/OFF) | – |
( )は押すたびに変更されます。[ ]は押した後に調整ダイヤルで選択します。
[①短押し]発光モード
発光モードはマニュアルモード[M]とマルチ発光モード[Multi]の2種類があります。
マニュアルモード[M]
発光量は任意に設定し、1回のシャッターにつき1回発光するモードです。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-11.png)
[①ボタン]を短押し > [Mの表示を確認] > 発光量を[⑥ダイヤル]で調整
調整ダイヤル(⑥)を回すたびに
1/128(±0,+0.3EV,+0.7EV)
1/64 (±0,+0.3EV,+0.7EV)
1/32 (±0,+0.3EV,+0.7EV)
1/16 (±0,+0.3EV,+0.7EV)
1/8 (±0,+0.3EV,+0.7EV)
1/4 (±0,+0.3EV,+0.7EV)
1/2 (±0,+0.3EV,+0.7EV)
1/1
の順に変わっていきます。
必ず回すたびに±0,+0.3EV,+0.7EVを挟みますので一気に1/128から1/1まで発光量を上げたい時は調整ダイヤルを約1回転半回す必要があります。
マルチ発光モード[Multi]
発光量は任意で設定し1回のシャッターにつき複数回発光するモードです。
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-12.png)
[①ボタン]を短押し > [Multiの表示を確認] > [⑦ボタン]を短押し > 発光間隔を[⑥ダイヤル]で調整 > [⑦ボタン]を短押し > 発光回数を[⑥ダイヤル]で調整 > [⑦ボタン]で決定
通常の撮影では使うことはありませんが、動きのある被写体の軌跡を表現したりする場合に使うモードです。
[①長押し]ワイヤレスモード切替え
ワイヤレスモードにはワイヤレスOFFとマスターモード[M]とスレーブモード[S]の3種類があります。
ワイヤレスOFF
[①ボタン]を長押し > [⑥ダイヤル]で切り替え > [M,Sの表示無しを確認] > [⑦ボタン]で決定
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-15.png)
ワイヤレス電波を飛ばさない設定です。
カメラに取り付けて単体発光する場合にはワイヤレスモードをOFFにすることで電池の消耗を抑えることができます。
マスターモード[M]
[①ボタン]を長押し > [⑥ダイヤル]で切り替え > [Mの表示を確認] > [⑦ボタン]で決定
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-16.png)
マスターモードに設定してカメラに取り付ければ、コマンダーがなくとも別のストロボに電波を飛ばして発光させる事が出来ます。
このストロボをホットシューかケーブルでカメラに接続していることがこのモードを使う条件です。
スレーブモード[S]
[①ボタン]を長押し > [⑥ダイヤル]で切り替え > [Sの表示を確認] > [⑦ボタン]で決定
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-17.png)
コマンダーやマスターストロボの電波を受け取って発光するモードです。
おそらくこのモードが一番使うモードになりそうです。
[②短押し]ズーム切り替え
[②ボタン]を短押し > [ズーム数値の点滅を確認] > ズーム量を[⑥ダイヤル]で調整 > [⑦ボタン]で決定
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-18.png)
ズーム距離は20mm~200mmまで変更することが可能です。
この数値が小さくなればなるほど広い範囲に光が広がるようになり、光の届く距離が短くなります。
数値が大きくなると光の範囲が狭くなり、光の届く範囲が長くなります。
スペックに記載のあるガイドナンバー60はズーム距離が200mmの時のものです。
[②長押し]カスタムファンクション設定
[②ボタン]を長押し > [⑥ダイヤル]で調整 >[⑦ボタン]で決定・次項へ >繰り返し
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-19.png)
ここではストロボの各種設定をする事が出来ます。
SL:無操作でスリープに入るまでの時間を設定できます。
OFF→3分→10分→30分→60分の5種類から選ぶ事が出来ます。
FC:フォーカスアシストランプの点灯時間を設定できます
10秒→20秒→30秒の3種類から選べます。
何秒に設定してもフラッシュ発光時には消灯します。
bp:リサイクル完了時のビープ音のONとOFFが設定できます。
結婚式の撮影など、音の出せない環境ではOFFにしましょう。
bL:バックライトのONとOFFが設定できます。
バックライトは薄い青色に光ります。ONにするとフラッシュ発光時にも消灯しません。
OS:光スレーブ設定ができます。
S1(マスターストロボの発光ごとに毎回発光します)→S2(マスターストロボ発光の偶数回にのみ発光します)
[③短押し]フォーカスアシストランプ点灯
[③ボタン]を短押し > 正面赤いランプの点灯消灯を確認
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-20.png)
暗闇でのオートフォーカスを補助してくれるランプの点灯消灯を切り替える事が出来ます。
フラッシュ発光時は消灯します。
[③長押し]ハイスピードシンクロ切り替え
[③ボタン]を長押し > [ハイスピードシンクロマーク表示を確認]
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-21.png)
通常のストロボは構造上シャッタースピード1/200秒ほどまでしか同調することができません。
このハイスピードシンクロモードを使うことで最大1/8000秒までの早いシャッタースピードにも同調する事が出来るようになります。
たとえば以下のようなことができるようになります。
・晴れた屋外で背景をぼかしたいのでF値開放1.4で撮りたい。
・でも逆光なので顔をストロボで明るく持ち上げたい。
・シャッタースピード1/200ではISO100にしたとしても背景が明るすぎて白飛びしてしまう。
・ハイスピードシンクロに設定することでシャッタースピード1/400に設定したら背景も明るすぎず、顔はストロボで明るくとれた
[⑤短押し]ワイヤレスグループ設定
[⑤ボタン]を短押し > [Gr(A,B,C,D,E,Mマスター)の切り替えを確認]
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-22.png)
※グループ設定にはワイヤレスモードがマスター[M]かスレーブ[S]になっている必要があります。
同チャンネル内に複数のストロボを登録している場合、個別に光量調整や発光ONOFFするために各ストロボを区別するための機能です。
このTT600であれば最大5台まで1つのコマンダーに登録する事が出来ます。
[⑤長押し]ワイヤレスチャンネル設定
[⑤ボタン]を長押し > [⑥ダイヤルでchを選択] >[⑦ボタン]で決定
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/VNTG-Digital-Studio-23.png)
※チャンネル設定にはワイヤレスモードがマスター[M]かスレーブ[S]になっている必要があります。
撮影会など、多数の人が各々ストロボを使うと、同じGODOXのストロボを使っている人がいます。
他人のフラッシュに同調して自分のストロボが発光してしまわないようにチャンネルで区別する事が出来ます。
チャンネルはch1~ch30まであるのでよほど大規模な会場でない限りは使えるかと思います。
GODOX TT600を実際に使ってみた感想
実際にGODOX TT600とXproを使ってみた感想を書いてみます。
ワイヤレス光量調整はめちゃくちゃいい!!
やっぱりワイヤレスで光量の調整ができるのはすごく快適です。
ストロボの物取りでは一つ一つの光を微妙に何回も調整して完成させるのでいちいちストロボまでいって調整してカメラに戻って撮ってというのを繰り返さなくてよくなったのは最高にイイ!です。
実際に息子のハーフバースデー記念を自宅で撮影したところ、このワイヤレス調光が大活躍でした!
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/s-s-HBD00411.jpg)
子供って長時間の撮影だとすぐに飽きてぐずったりしちゃいます。
今までは、光量をいじくりまわしていったり来たりしてる間に子供の機嫌がわるくなって残念な仕上がりだったなんてことが結構ありました・・・。
このワイヤレス調光機能ならパパッと好みの明るさに合わせられるので、息子のかわいい笑顔をいつもよりたくさん撮影することができました!!
これには奥さんも大満足だったようで、これは買ってよかったねと言ってくれました(笑)
ハーフバースデー撮影の様子やセッティングは別の記事で詳しく紹介しています。
【関連記事】自宅で息子のハーフバースデーを撮影してみた!飾りやライティングを紹介!
質感や商品の出来が予想以上に良かった!
中国製ということもあり、質感などは正直期待していなかったのですが見事に裏切られました。
表面の質感もボタンのクリック感、ビープ音どれをとっても安っぽくない良い質感に仕上がってるな~と感心してしまいました。
電池の消耗は結構はやい。
ワイヤレスシステムを内蔵しているため、電池の消耗は結構はげしいな~と思います。
充電池をさらに増やして交換交換しながら撮影する必要がありますね。
持ち運ぶならもうワンサイズ小型のものを。
他メーカーと比べて特に大きいというわけではないのですが、屋外などで持ち歩いて使うのならもうワンサイズ小型のTT350が魅力的だな~と感じます。
室内の物取りや子どもを撮ったり等であれば光量の大きいTT600のほうがいいですね!
TTL機能がない
カメラの設定などを通信して自動的に適正光量で光ってくれるTTL機能がついていません。
室内での撮影で、明るさが変化することがなく、被写体も動かない、もしくはプロのモデルさんのように毎回ピタッっと止まってくれるのであれば不要な機能です。
ですが、屋外での撮影を考えると光の当たり方も刻々と変わり、動き回る子供を撮るとなるとあったほうがうれしいな~と思う場面が何度かありました。
日本語説明書がついているのがありがたい!
いろいろ調べていると中国語と英語の説明書しかついてないから注意してね~と書いていたのですが、正規代理店の技適マーク付きのものを買ったので日本語説明書がついていました。
説明書の誤字は多いですが、機能はよく理解する事が出来ました。
どんどん他のGODOX製品がほしくなる!
これはデメリットなのかわかりませんが(笑)
拡張性が高く、品質もいいというのがわかったので、GODOX製品がもっとたくさんほしくなってしまいました(笑)
メーカーで共通のワイヤレスシステムを採用してくれているのは本当にうれしいですね!
まとめ TT600は間違いなくおすすめ!
今回はGODOXのTT600というクリップオンストロボを紹介してみました。
純正に比べて本当に格安。なのに高機能高品質。ん~最近の中国クオリティおそるべし。といったところでしょうか。
Xシステムを使った遠隔ストロボ撮影がとにかく快適なのでぜひ気になった方はチェックしてみてくださいね!
同時購入したコマンダー「GODOX Xpro」も別記事で詳しくレビューしていますので併せてごらんください!
【関連記事】【GODOX Xpro-C購入レビュー】格安!おすすめストロボコマンダーを紹介します!
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2020/03/The-Art-Exhibit-2020-03-20T002452.340-300x169.png)
2021.05.08追記
Godox TT600を1年間じっくりと使ってみた感想やメリットデメリットを紹介した記事を追加しました!
![](https://pas-log.com/wp-content/uploads/2021/05/godoxtt6001y-300x169.jpg)
是非そちらもご覧ください。
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