手持ちストロボが子供撮影で役に立ったので必要な機材などを紹介します 

ともきち

写真撮影でストロボを使いたいけど、ちょこちょこ動き回る子供の場合はどうすればいいの?

外で撮影する際に、ストロボを使いたくなる場面って意外とありませんか?

スタンドにストロボを立てて撮影していても子どもはあっちこっち走り回りますよね。

ストロボ光の届かないはるか遠くに行ってしまう事も多いです。

スタンドを持って一緒に走り回るわけにもいきませんし、セッティングを終わらせてさあ、撮るぞと振り返ったらもういない。

なんてことも泣

であればストロボを固定せずに一緒に走り回ろうじゃないか!

ということで今回は手持ちストロボで撮影してみた感想や、必要な機材たちを紹介したいと思います。

目次

作例・使用感

まずは手持ちストロボでどんな写真が撮れるのかと、実際に使ってみた感想などを紹介します。

子どものいい表情を逃さずストロボ光を差し込む

撮影したのは夕方。

太陽がだいぶ沈んでしまい周辺はかなり暗い状況でした。

ストロボなしで撮影すると全体的に暗いイメージで、メリハリのない写真になってしまっています。

次が同じ状況でストロボを斜め後ろから当てた時の写真です。

髪の毛部分にハイライトが入ってなかなかいい感じにメリハリが出ました。

子どもにいい表情、ポーズで決まった方向を向いてくれって言うのは無理な話ですよね笑

ストロボとカメラが動き回ることでいい表情で狙ったライティングを決めることが出来ますよ!

撮影時の空気感を残しつつ印象的に仕上げる

こちらの写真も同じような状況。

船型の遊具のなかでチョロチョロ動き回る息子を撮影しました。

子どもに露出を合わせると背景も変に明るくなってしまう状況です。

ストロボを当てる事で背景側をアンダーに保ったまま被写体を明るく写すことができました。

周辺の空気感を残しつつ印象的な写真にできたと思います。

スタンドにストロボを固定する場合には、やむをえず動き回る範囲全てに光が当たるようなライティングをする必要があります。

ですが、手持ちならピンポイントで被写体のみにストロボを照射できますので便利です。

青空を印象的な色で表現する

子どもの肌を若干白く飛んでしまいそうなくらい明るく写してあげるのが個人的には好きです。

ただ、そのくらい明るく補正すると青空が綺麗に残らない写真になってしまいがちでした。

そのような時には、青空が綺麗に映る露出にカメラを設定してからストロボで顔を好みの明るさになるまで照らしてあげる事で解決できました。

ただし、ストロボ直射だと影が強く出てしまい、かっこいい印象に仕上がってしまいます。

このような撮影にはソフトボックスが必須です。

レフ板でも代用できそうな場面ですが、顔の明るさを自分好みに調整できるの手持ちストロボのほうが勝っているかなと個人的には思います。

手持ちストロボのメリット

  • 走り回る子供やペットなどを追いかけまわしてベストなライティングが可能
  • スタンドの立てられない狭いスタジオでも対応できる
  • ロケ撮影などでは場所移動もラクラク

手持ちストロボのデメリット

  • 撮影者のほかにアシスタントが必要
  • 大きな機材は重くて持っていられない
  • 人の多いところでは危なくて使えない
  • 落下などによる故障のリスクが若干高まる

必要な機材

ストロボは小型のものがオススメ

手持ちする場合には、なるべく軽くて取り回しのしやすいストロボを選んでおくと長時間の撮影にも耐えられます。

ただし、小型のストロボは最大発光量が低いものが多く、夏の昼間にハイスピードシンクロをすると光量不足になりがちなので注意が必要です。

撮影時の時間や環境に合わせてストロボをチョイスしましょう!

私が愛用しているのはプロも認めた中国メーカーのGodoxというメーカーのものです。

Godox TT350 or V350がベストチョイス

小型ストロボの中でもオススメしたいのがGodox TT350かV350です。

TT350は乾電池式、V350はリチウムイオンバッテリー式です。

手のひらに収まるほど小型で、他機種と比べても断然軽いです。

普段、子どもを撮影する際には奥さんにストロボを持ってもらっていますのでこの軽さは魅力です。

さやぴよ

このサイズなら1時間くらいは持っていられるよ!

また、各メーカーに対応した型番を選べば、自動調光のTTL機能が使えます。

刻一刻と明るさが変わる屋外での撮影ではこのTTL機能があるのとないのとで設定の楽さが全然違います。

デメリットをあげるとすれば、バッテリー容量が小さいので乾電池や変えのバッテリーを多めに用意しなくてはならない点です。

ともきち

子供撮影の場合はバッテリー切れより先に子どもが飽きちゃうことのほうが多いから、そこまで気にならないけどね。

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TTL機能やハイスピードシンクロ機能を使うには各メーカーに対応した型番を選ぶ必要があります。

メーカーは製品名の末尾についているアルファベットで区別します。

例:TT350C=キヤノン

S=ソニー O=オリンパスなど

【技適マーク付き】Godox V350S 2.4Gワイヤレス カメラフラッシュスピードライト TTLオート フラッシュ 1/8000s高速同期をサポート、2.4Gワイヤレス伝送 ソニーa7RIII a7RII a7R a58 a99 ILCE6000L a77II RX10 a9用
GODOX

オフカメラで発光させるコマンダーが必要

カメラのホットシューに取り付けずにストロボを光らせるにはワイヤレスコマンダーが必要です。

つかうストロボのメーカーに合わせたコマンダーを用意しましょう。

Godoxなら大画面のXproがオススメ

コマンダーは設定のしやすさを重視して選ぶのがおススメです。

Godoxのコマンダーの中ではXproというモデルが液晶画面も大きく、複数台のストロボを接続しても設定変更がしやすいです。

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ストロボと同じく、コマンダーも各メーカーに対応した型番を選びましょう。

グリップは一脚かミニ三脚が便利

コンパクト一脚「ベルボン ウルトラスティック スーパー 8」が持ちやすくてオススメ

大きめのストロボやソフトボックスを取り付けて手持ちストロボをしたい場合にはベルボンから発売されている一脚のベルボン ウルトラスティック スーパー 8がオススメです。

脚を全て収納すれば全長が26cmととてもコンパクトになるため、両手でガッチリとつかむ事が出来ます。

また、持ち手部分に巻いてあるウレタンのおかげで手が痛くなったり、寒い日の屋外撮影でも手がヒヤっとすることもありません。

撮影場所があらかた決まったら一脚の脚を伸ばして地面に突き立てれば、機材の重さを預けられるため、長時間の撮影に向いています。

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「マンフロット PIXI EVO」なら地面置きにも対応できる。

手持ちグリップとしても、小型の三脚としても使えるマンフロット PIXI EVOも手持ちストロボとの相性がいいです。

脚を広げて地面置きにすれば、ママやパパと一緒に写るシーンでもストロボを活用できます。

脚の長さが3段階で調整でき、一番高い位置に設定すればちょうど子供の上半身くらいの高さでストロボを発光させる事が出来ます。

手持ちで使っている途中で「ママパパだっこ~!」とせがまれても、機材を汚すことなく地面における点もメリットですね!

グリップとの接続用ブラケット

ホットシューを傷めないS型ブラケットがオススメ

ストロボに付属のプラスチック座には三脚やライトスタンドに取り付けられるネジが切ってあります。

ただ、このような取り付け方をするとホットシュー部分に負担がかかり最悪故障してしまうということになりかねません。

ソフトボックスなどを装着して振り回すと結構負担がかかりますのでなおさら注意が必要です。

そんな時にオススメなのがS型ブラケットというストロボを挟み込んで固定するタイプのもの。

このタイプならストロボのホットシューに負担がかからないだけでなく、

ボーエンズマウントアクセサリーも取り付け可能になるため表現の幅が広がります。

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Sブラケットと一脚や三脚を接続するためにはメスネジのスピゴットというアダプターが必要になりますので併せて用意しましょう。

グリップと一体になったSブラケット

上記のS型ブラケットとグリップが一体になっている商品も販売されています。

ただし、持ち歩く際には結構大きくなるので、ブラケットとグリップはベつべつの方が個人的にはいいかなと思います。

が、そこはお好みで。

小型ソフトボックスやカラーフィルターがあると表現が広がる

せっかくならソフトボックスなどのストロボアクセサリーも屋外で使いたいところです。

ただし、手持ちストロボで活用するときには重量やサイズに気を遣う必要があります。

ここでは手持ちで使うのにぴったりな小型軽量アクセサリーを紹介していきます。

手持ちでも使えるソフトボックス「ニッシン MS-01」で光を柔らかく

ストロボ光を柔らかくするためのソフトボックスは必須ですよね。

ソフトボックスのオススメは、Nissin MS-01です。

発光面が20cm × 30cmとソフトボックスとしてはとても小さく、ディフューズ効果も十分。

大きすぎないため、風にあおれて壊れるリスクも少なくなります。

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AK-R1」と「S-R1」があれば様々なシチュエーションに対応できる

ストロボアクセサリーは屋外に持ち出すものですので、持ち運びのしやすさも重要なポイントになります。

マグネット取り付け式のAK-R1はコンパクトなケースに収まるサイズ感にも関わらず、8種類ものアクセサリーを使用する事が出来ます。

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追加で色温度調整用のカラーフィルターを購入すれば、人物の色をそのままに背景のみ色温度を調整する「カラーシフト」が使用できます。

丸型ヘッドのGodox V1以外に取り付ける場合には別途取り付け用アクセサリーのS-R1が必要です。

スマホをマウントすればワンオペも可能

手持ちストロボの一番のデメリットが、アシスタントが必要な事です

私の場合は奥さんにストロボを持ってもらい、私がカメラを操作します。

そうなると、写真に写るのは子供だけとなってしまいます。

せっかくの思い出なので、パパやママも何枚かは写真に入りたい。

そんな場合には手持ちストロボにスマホをマウントしましょう!

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最近のカメラであれば、Bluetooth接続などでカメラの操作が出来ますので、ストロボを持ちつつ三脚に固定したカメラのシャッターを切る事が出来ます。

時間の限られたスタジオ撮影会などでも様々な位置からのライティングがレスポンス良く試せるため、オススメです。

ともきち

カメラ側が無人になりますので、子供がカメラ目線にならず自然な表情を多くとらえることができるようになったのも思わぬ収穫でした!

こんなアイテムも!

使っていないので詳細は不明ですが、ワンオペ撮影時に役立ちそうな雲台を見つけましたので紹介します。

スマホと接続すれば被写体を自動追尾してくれる画期的な雲台のようです。

気になる方は是非チェックしてみて下さい!

CAPSULE360公式ページ

まとめ

今日は子供撮影や撮影会で役に立つ手持ちストロボについて紹介しました。

実際に使ってみると、天気のあまりよくない日などでも子供をキレイに可愛く撮影できたので個人的には大満足でした。

今回紹介したアイテムたちは手持ちストロボ以外にも使える良いアイテムばかりなので、それぞれの個別レビュー記事も見てみてください!

参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

北海道在住
30代普通のサラリーマン
妻と子の3人暮らし

過ぎ去ってしまう普通の毎日を忘れないように書き留めておこうと思いブログをはじめました!

大好きなカメラやガジェット、旅先でのよかったことなどいろいろな情報を発信しています。

どこかのだれかに少しでも役に立てたらいいなあ・・。

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