この記事では、スキンケア用品や化粧品を撮影する際に気を付けるべきポイントや実際の手順、用意するべき小物などを紹介しています。
今日はぱすろぐ流写真の撮り方をシェアしてみるよ!
物撮りで用意したい機材の記事も別記事で書いていますのでそちらも併せてごらんください!
【関連記事】物撮りに役立つおすすめ機材と選び方も紹介!
まずはイメージを固めよう!
誰に向けた写真なのかをイメージしよう!
物撮りをする上で一番大事なのがこの部分です。
撮影した写真を誰に見てほしいのか!
男性なのか?女性なのか?
年代は?など見てほしい相手をよく考えます。
その人はスマホで見るだろうか?パソコンかな?などなど
ここでブレるとすべてがブレてしまうのでしっかりと想像しましょう!
朝昼夜いつ使うものなのか考えよう!
次は時間帯の設定です。
ライティングの向きや光量、色に大きく影響を与える部分です。
見せたい相手がよく見るであろう光景を一生懸命想像したり、身近にいる人なら聞いてみるのもいいかもしれませんね!
同じ化粧品でも
昼間に仕事をしている人は朝に洗面所で使う機会が多いかもしれません。
自然光の差し込む清潔な洗面台を表現してあげるといいでしょう。
夜に仕事をしている方ならきっと使う時間は夕方。
夕方であれば高級感を演出し、肌をよりきれいに見せることができる人工光を表現してあげると身近に感じるかもしれません
写真素材で完成形をイメージする!
もし撮影に慣れていなければ自分のイメージに近い写真素材をネットで探してお手本にしましょう!
写真素材を探すならPIXTAというサービスがお勧めです!
プロのカメラマンさんが撮影したクオリティの高い商品写真などがたくさん見られますよ!
完成イメージを見つけたら出来るなら購入して大きめに印刷しましょう!
最終的なイメージを常に意識しながら撮影に挑めば、途中でぶれてしまうのを防ぐ事が出来ます。
化粧品・コスメ撮影と相性の良い小物は?
タオル
コスメやスキンケア用品にとっても相性がいいタオル。
100均一で撮影用のフワフワタオルを買っておけば色々使えて便利ですよ!
ボトル・ビン
シャンプーなどの詰め替え用ボトルや透明のビンもあると何かと役に立ちます。
紹介したい物に視線を集めるためにも、色や文字がたくさん入っているものは避けましょうね。
透明のビンは花を生けたり、透明ビーズを入れたりなど、使える幅が広いのも特徴です。
アクセサリ
朝の準備の時に使いたい基礎化粧品などならお気に入りのピアス、ヘアピンなどと一緒に撮ると、見る人のイメージを掻き立てやすいです。
手芸用品
手芸用品はかわいらしい雰囲気を作るなら持っておきたいアイテムです。
値段が安いのでバリエーションを持たせやすいのが良いところ!
使いすぎると画角内の色が多くなりすぎて写真がうるさくなりがちなので注意!
花・植物
花や草はどんな撮影でも相性がいいので100均などで少しづつ買い足していきたいアイテムです。
造花もいいですが、さらに雰囲気を出したい場合にはドライフラワーなども長く使えてお勧めです。
化粧品・コスメ撮影と相性の良い背景は?
テッパンの白光沢背景
どんなものにでも合うテッパンの白背景。
撮りたいものの形や特徴を伝えたい場合にはこの白背景を用いる場合が多いです。
コスメ系に使うなら、汚れや水分に強いPVC背景紙を選んでおけば長く使う事が出来ますよ!
【関連記事】PVC背景紙+背景紙スタンドで物撮りをワンランクアップさせる!
白タイル背景
白背景よりもアクセントを持たせたい場合や、清潔感を演出したい場合に役に立つ白タイル。
ホームセンターで1枚100円程度で売っているので入手性もいいです。
木目・ナチュラルカラー
オーガニック化粧品などと相性がいいのがこの木目。
化粧品だけじゃなく、料理などとも相性がよく使いまわしがきくのが嬉しいですね。
大きめの葉物と併せて使われることが多いです。
木材を買うとなると場所も取りますし処分にも困る場合が多いので住宅用壁紙を使う手もありますよ!
パステルカラー画用紙(ブルー・ピンク・イエロー)
キッズ・ベビー向け化粧品と相性がいいパステルカラー画用紙。
かわいらしいイメージを作りたいならお勧めです。
手芸につかう小物などと合わせることで可愛いイメージを作りやすく、リップなどの化粧品とも相性がいいです。
サテン生地の布
ブランドコスメなど、高級感を演出したい場合には光沢のあるサテン生地を選びましょう!
撮影の順序を紹介
メインの被写体を決める
今回は赤ちゃん向けのスキンケアセットを撮影してみようと思います。
この撮影の狙い
- 育児中のママ向けに訴求したい
- 小型で持ち歩きがしやすいイメージを伝えたい
- 清潔感とかわいらしさを演出したい
完成イメージを決める
完成のイメージを具体的にするため、とある写真を印刷して参考にすることにしました。
お手本写真を参考にベースを作ってから自分なりにアレンジしていきます。
メインの被写体の位置を決める
メインとなる被写体をどのくらいの大きさで撮影するのか
画角内のどこに配置するのかを決めていきます。
育児中のママさんはスマホでこの写真を見るであろうと仮定してメインは大きめに配置することにしました。
カメラ設定はM(マニュアル)で撮影しましょう
ストロボを使った撮影の場合にはカメラ設定をマニュアルに設定します。
シャッタースピードはストロボが同調できる速度限界の1/200で固定しておけば手ブレも抑えられます。
絞りはどの程度背景や前景をボカして撮影したいかによって調整します。
慣れないうちはなるべく全体にピントが合っている写真を撮っておくことをお勧めします。
理由はボケは写真加工や現像工程で作りやすいから!
逆にボケている部分を加工や現像で修正するのは困難です。
ISO感度は100で固定するのが基本です。
ですが個人的には400程度で最初のセッティングをするのがいいと思います。
理由はストロボのみで画面内全体の明るさを均一に上げたり下げたりするのは結構難しいからです。
全体を明るくするためにストロボの発光量をあげると光の当たる部分が白飛びしちゃうリスクが高いよ!
慣れないうちはISO感度で、ある程度の調整代を残しておくとイメージに近い写真を作りやすいですよ!
ライティング機材をセッティングする
メインの被写体が一番よく見えるライティングを作るため、他に何もない状態でストロボの位置や光量を仮セッティングします。
今回は「GODOX TT600」を1台とコマンダーの「Xpro-C」を使ってオフカメラライティングで光を作っていきます。
【関連記事】GODOX TT600 購入レビュー!格安なのに高機能なクリップオンストロボ!
【関連記事】【GODOX Xpro-C購入レビュー】格安!おすすめストロボコマンダーを紹介します!
ライティングのセッティング方法や種類については別記事で詳しく書こうと思っています。
GODOX TT600 とXproでオフカメラライティングをするための設定記事はコチラを参考にしてみて下さい!
【関連記事】GODOXのXproとTT600を使ったワイヤレス多灯の設定方法と使い方を紹介します!
今回はお手本通り、半逆光の位置にストロボを設置していきます。
試しに撮影したのがこの写真です。
光の当たっている部分はくっきりと写っていて上出来!
ですが、反対側の影が強く出すぎてしまっているので100均の材料で作ったレフ板を立てて影を起こしてあげます。
メインの被写体は全体的にはっきりとイメージ通りに仕上がりました。
小物をセッティングしてみる
今回は朝の洗面所をイメージして小物をチョイスしました。
白や透明は清潔感を出すのにもってこいの小物です。
お手本写真を参考に並べてみた写真がコチラです。
ある程度お手本写真に近づける事が出来たと思います。
自分なりのアレンジで完成形に近づける
お手本写真に近いイメージが完成したら、自分の撮影の狙いをもう一度確認します。
この撮影の狙い
- 育児中のママ向けに訴求したい
- 小型で持ち歩きがしやすいイメージを伝えたい
- 清潔感とかわいらしさを演出したい
現状のカットで清潔感は演出できているように思います。
さらに追加していきたい要素としては
- かわいらしさを追加したい
- サイズ感がわからないので持ち運びのしやすさを表現したい
- 育児ママが使うものであることを表現したい
かわいらしさを追加する
かわいらしさを追加するために候補に挙げられるのが花や赤ちゃんのおもちゃなどです。
今回は赤ちゃんよりは育児中ママへ向けた写真なので、花を追加していこうと思います。
今回はカゴにお花と一緒に入れた写真を撮影しました。
「カゴ=家の収納場所」と仮定してここから取り出すことで使うイメージが高められると感じたからです。
物を追加した時は数パターン撮影して自分のイメージに一番近いものを選ぶようにしよう!
サイズ感を表現する
最後にこの写真を見てほしい人の身近にあるものを使ってサイズ感を表現していきます。
一番手っ取り早い方法は被写体を持って撮影する事!
今回は実際にママに商品を持ってもらい複数パターン撮影しました。
その都度ライティングの位置などを微調整していきます。
完成した写真がこちら!
まとめ
今回はスキンケア用品のぱずろぐ!流撮影方法をシェアしてみました。
物撮りは一つ一つの微妙なバランスを調整しながら撮影するので本気でやると結構疲れますね(笑)
個人的にはお気に入りのイメージカットを撮影する事が出来ました!
この記事で撮影した写真や他のパターンは以下の記事で見る事が出来ます。是非参考にしてみて下さい。
【関連記事】ママ&キッズベビートライアルセットは旅行におすすめ
完全自己流なのでプロの方からしたらおかしなこともあるかもしれませんが物撮り初心者の方の参考になれば幸いです。
【関連記事】物撮りに役立つおすすめ機材と選び方も紹介!
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