この記事では、ベルボンから発売されているアルカスイス互換の自由雲台「QHD-S5AS」を紹介しています。
実際に使ってみた結論から言えば、高級感、使いやすさ、構図決めの速さなどほぼすべての面において満足できる商品でした!
どの雲台がいいのか迷っている方にはオススメの雲台でしたよ!
風景などを撮影するときには素早く構図変更ができる雲台がほしいなあ・・・。
そんな方には自由雲台がお勧めです。
私が今まで使っていた3WAY雲台では構図を決める際に3回調整が必要でした。
正確に構図を決めるにはこの3WAY雲台かギア雲台がとてもあっているのですが、素早く構図を決めるという面では不向き。
家族と旅行していると、「いかに素早く写真を撮って家族を待たせないか」という部分が重要になってきました。
そこで今回、ベルボンから発売されている自由雲台(ボールヘッド)「QHD-S5AS」を購入してみました。
ベルボンQHD-S5ASの付属品と外観
同梱物は下の写真の通りです。
本体、アルカスイス互換プレート、変換ネジ、専用締め具、六角レンチ
・主要部分はすべてアルミ削り出しで、加工精度が素晴らしい。
・表面にはつや消し塗装がされていて高級感がある。
・各ネジ部分はローレット加工がされている。
ベルボンのアルカスイス互換雲台のバリエーション
ベルボンから発売されているアルカスイス互換自由雲台には4つのバリエーションがあります。
どれくらい重い機材を乗せるかによって型番が異なります。
QHD-G7AS | QHD-G6AS | QHD-S6AS | QHD-S5AS | |
本体高さ | 118mm | 103mm | 104mm | 98mm |
底面径 | 64mm | 51mm | 41mm | 37mm |
本体重量 | 675g | 460g | 352g | 318g |
積載重量 | 8kg | 6kg | 5kg | 4kg |
自分の機材で一番重いセットの重量を基準に選びましょう!
ベルボンQHD-S5AS機能を紹介
ここでは各部の調整機能を見ていきます。
ボールヘッドで素早く調整が可能!
一番大きなネジを緩めることで、ボールヘッドがフリーになりすべての角度を調整する事が出来るようになります。
ヘッドの可動域は写真の通り。
このように縦構図にも対応する事が出来ますよ!
ひとつのネジで構図が決められるので素早さはピカイチ!
トルク調整機能が嬉しい!
メインの大きなネジにはトルク調整機能というのがついています。
この金色のネジを専用の締め具で締め付けることで、ボールヘッドを固定するネジをどこまで緩めることが出来るかを変える事が出来ます。
水平パン方向だけを調整することも可能!
本体下部の小さなネジを緩めることで、水平パン方向だけを回転させる事が出来ます。
角度の調整はほぼ決まったけどもうちょっと右を向きたい時や
決めた角度は維持したまま全く違う方向も撮影したい場合に便利です。
屋外での撮影だとあっちもこっちも撮りたくなるからその都度調整しなくていいのは嬉しいよね!
動きも程よいトルク感があり、ぬる~っとゆっくり調整が出来ます。
アルカスイス互換なので使える機材の幅が広がる!
シュープレートを取り付ける部分はアルカスイス互換になっており、様々な機材に対応できるようになっています。
横構図、縦構図の切り替えがしやすくなるL字ブラケットもアルカスイス互換のものが大半です。
ピークデザインのキャプチャなどに使うベースプレートもアルカスイス互換なのでもちろん使う事が出来ます。
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海外製三脚にも対応
付属の変換ネジを取り付ければ、日本製、海外製の三脚に対応する事が出来ます。
ボールヘッドを固定するとちょっと構図がずれる
この雲台に限った話ではなく、自由雲台全般に言えることなのですが
構図をバシ!っと決めた後にネジで固定すると若干動いてしまいます。
激安の中国製自由雲台ほどではないにしろずれてしまいますので、物撮りには少々不向きと言えるのがデメリットですね。
物撮りするならギヤ雲台をチョイスしたほうがいいかもしれないね!
水平器はついてない!
この雲台には水平器がついていません。
他の雲台で水平器を見て調整することが多かった方は少し不便に感じるかもしれません。
ただ、いまはカメラ内の水準器を使う方が多いかと思いますのでそこまでデメリットでもないかなと思います。
初めて購入する自由雲台にピッタリ!
最後までご覧いただきありがとうございます。
今日はベルボンのアルカスイス互換自由雲台「QHD-S5AS」をレビューしました。
価格も比較的手ごろで、安心できる国産自由雲台。
どの自由雲台を買ったらいいかわからないなら間違いなくオススメできる商品でした!
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