ストロボをライトスタンドや各種ボーエンスマウントアクセサリーを一緒に使う際には、Sブラケットというものがあるととても便利です。
S2ブラケットは丸型ヘッドのV1など、より多くのストロボに対応できるようになった進化版。
今回は旧型と新型の違いやどちらを買うのが正解なのかを紹介していきます。
S2ブラケット開封の様子
早速購入したGodox S2ブラケットを開封していきます。
外箱はただのダンボールで、商品名のステッカーが貼ってあるのみでした。
箱を開けてみるとプチプチに包まれた本体が見えました。
箱から出してみるとこんな感じです。
取扱説明書とS2ブラケット本体です。
本体はアーム部分が折りたたまれて梱包されていました。
S2ブラケット本体詳細
続いてS2ブラケットの本体を詳しく見ていきます。
本体上部にはGodoxのロゴがついています。
左側は角度調整用レバー
右側にはアンブレラを挿すためのパーツがついています。
裏面はこんな感じ。
ストロボを挟み込む部分は滑り止めと傷防止用のゴムが貼ってあります。
上のネジを締め付けることでストロボを固定する事が出来ます。
下部の締め付けパーツは取り外すことができます。
これを取り外すことで丸型ストロボのV1やAD300proなどに対応できるようになります。
SとS2の本体サイズ比較
次に旧型のSブラケットと新型Sブラケットのサイズを比較していきます。
円形部分のサイズはほぼ変わらず、なかなか大きいです。
スタンド取り付け部分を伸ばした状態だと新型の方が若干長くなっています。
ただ、取り付けパーツ自体は新型の方が細く握りやすい形状に変更されていますね。
厚みは旧型とそれほど変わりませんでした。
S2で改善されたポイント
対応製品が多くなった
Sブラケットとの一番の大きな違いはここですね。
S2ブラケットのアタッチメントを取り外すことで、丸型ヘッドのV1やAD300pro、AD400proに取り付けられるようになったのは大きなメリットです。
角度固定レバーが使いやすくなった
Sブラケットに比べて、S2ブラケットは角度固定レバーが使いやすくなりました。
Sブラケットは角度固定するのに大きめのレバーを2~3回転させる必要がありました。
しかもソフトボックスを装着しているとレバーとソフトボックスが干渉してそのままでは360°回転させる事が出来ません。
半回転させてはボタンを押してフリーにしてまた半回転させてというのを繰り返す必要がありました。
それに比べS2ブラケットはレバーをちょっと回転させるだけで緩めたり締め付けたりする事が出来ます。
これならソフトボックスとの干渉もなく、素早く角度調整が出来ます。
角度調整が無段階で無音になった
S2ブラケットはヘッドの角度を調整するヒンジ部分がSブラケットに比べて非常に使いやすくなりました。
Sブラケットは、角度調整の際にガガガという大きな音がなってとてもうるさかったです。
また、ちょうどギアがかみあう角度でレバーを締め付ける必要がありました。
S2ブラケットはヒンジ部分に滑りのよいガスケットが採用されていて、レバーを緩めると軽く回すことができます。
角度も無段階調整になっており、自分の好きな角度でガッチリと固定する事が出来ます。
スタンド固定部分がより強固に、質感が向上した
スタンドとブラケットを固定する部分がSブラケットと比べて良くなりました。
Sタイプブラケットは明らかにプラスチックで、強度を出すためなのか、かなり太い形状でした。
質感も安っぽいです。
S2ブラケットは大部分が金属になっており、質感もかなり向上しています。
細くコンパクトで、強度的にも安心して使う事が出来る仕様になったのは嬉しいですね。
折りたたむことでコンパクトに持ち歩けるようになった
Sブラケット、S2ブラケット共にそこそこ大きくてカメラバッグに入れるには少々かさばります。
S2ブラケットは取り付けアーム部分を折りたたむ事が出来るので多少コンパクトになります。
カバンに入れる際には少しでも小さいと、収納しやすいため嬉しいポイントです。
手持ちでの使用も可能になった
S2ブラケットは取り付けアーム部分が細くなった分、手で握りやすい形状になりました。
ちょこちょこと動き回る子供などを撮影する場合には、手持ちでのストロボライティングができるととっても便利ですよ!
Sブラケットを手持ちで使おうとするとかなり握りずらく、落としてしまう危険性もあります。
S2ブラケットで悪くなった部分
アンブレラの固定がネジ式からバネ式になった
Sタイプ、S2タイプともにアンブレラを取り付けるための穴が開いています。
Sタイプブラケットではネジでアンブレラを固定するタイプでしたが、S2ブラケットは内部にバネ機構が内蔵されていて、ネジを回すことなく固定する事が出来ます。
一見よさそうにも思えますが、バネがへたってきたときが心配です。
今のところは大丈夫ですが、重たい大きなアンブレラが落ちてくると危険ですからね・・・。
暫く使い込んでみてまた追記していきます。
角度調整がフリーになりすぎる
角度調整は静かで、軽くなったのはいいのですがレバーをちょっと緩めるだけで完全フリーの状態になってしまい、手で押さえていないと自重でヘッドが落下していきます。
S型の場合はギアのかみ合わせでレバーを緩めても、ある程度自重を保持してくれていました。
頻繁にライト角度の微調整をしたい場合は旧型のSブラケットを選んでおいたほうがいいと思います。
まとめ
使う場所や用途に合わせて使い分けたい!
今回はGodox S2ブラケットの開封レビューを紹介しました。
旧型に比べ、機能性やデザイン性が向上しより使いやすくなったS2ブラケット。
これから購入するのであれば新型のほうをお勧めしますが、角度調整が緩すぎるという難点もあるため、頻繁に微調整する場合にはあえて旧型を選ぶという選択肢もアリですね。
旧型を購入する場合には60cmソフトボックスとセットになっているものとさほど価格が変わりませんのでこちらをお勧めします。
参考になれば幸いです。
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