動画撮影や物撮りなどで活躍するビデオライト。
私は今までNeewerというメーカーのパネルタイプライトを使っていました。
ブログやSNSにアップする写真をもっとランクアップしたいと感じ、大光量で価格も安い!と口コミ評判の高いGodox SL150wⅡを購入してみました!
開封の様子や実際に使ってみてどう感じたかなどをシェアしたいと思います。
Godox SL150ⅱを開封
開封の様子と付属品をチェック
まずはGodox SL150wⅡを開封したときの様子を紹介します。
▼外箱がこんな感じ
机がいっぱいになってしまうほど大きな外箱で届きました。
▼開封していきます。
最初に出てきたのは取扱説明書です。
きちんと日本語説明書がついてきたのは非常に印象が良いですね!操作自体は難しいことは無いので、説明書がなくとも何ら問題ないとは思いますが(笑)
▼上側の発泡スチロールを外すと中身が出てきます。
きちんと袋にはいっていてきれいに梱包されているのがわかりますね!
▼まずは本体から出していきます。
本体はかなり重いです。しっかりとしたスタンドでないと、不安になるくらいの重さですね。
本体は後から詳しく見るとして、次に進みます。
▼続いて標準でついてくるリフレクターです。
マウントはボーエンズマウントでした。
アンブレラを通すための穴は開いていないので、無理矢理に出ないとリフレクターを付けたまま傘を付けることはでき無さそうです。
▼続いて電源ケーブルです。
アダプターは本体に内蔵されているようで、ケーブルにはついていませんでした。
ケーブルはかなり太いタイプで、取り回しはそこまでよくないように思います。
ちなみにこのケーブルは、コンセントに挿すほうが3ピンタイプになっているため通常のコンセントで使う場合には3ピンから2ピンに変換するためのアダプターが必要です。
今回はサンワの変換アダプターを用意しました。300円ちょっとですから、一緒に用意しておくのが吉
続いて、もう一つ付属してきた箱を開けていきます。
▼こちらはバンドアなどのアクセサリーは入っています。
▼バンドアにはハニカムグリッドが最初から取り付けてありました。
このバンドアは折りたたむことでコンパクトに持ち歩く事が出来ます。
マウントはボーエンズマウントではなく、標準のリフレクタに取り付けて使う仕様になっています。
▼カラーフィルターは4色付属してきました。
このカラーフィルタは、バンドアに取り付けて使います。
片面をツメで引っ掛け、もう片側はマグネットでくっつくタイプになっています。
- Godox SL150wⅡ本体 1台
- リフレクター(ボーエンズマウント) 1個
- 電源ケーブル 1個
- ランプ保護カバー 1個
- バンドア 1個
- カラーフィルター 4種
デザインは高級感があってカッコイイ
ここからは、Godox SL150wⅡの外観を詳しく見ていきます。
▼Godox SL150wⅡの側面がコチラ
全体が円筒型になっていて、かなりカッコイイデザインに仕上がっていると思います。
本体は全体が金属でできていて、一部細かな部分がプラスチックになっています。
▼本体上面がコチラ
上面は、放熱用のスリットが多く開いています。
▼本体底面がこんな感じ
黄色の冷却ファンと、傘をさすためのブラケットがついています。
▼発光面には保護用のカバーが付属します。
発光させる際にはこの保護カバーを必ず取り外してから電源をオンします。
発光部は大きなLEDが1灯ついています。
ボーエンズマウント用の切り欠きが3か所ついているのがわかります。
ソフトボックスやスヌートといった様々なアクセサリに対応したボーエンズマウントが標準装備になっているのは嬉しいですよね。
▼本体背面は操作パネルになっています。
無限に回転するダイヤルが2つ、操作ボタンが4つ、電源ボタン、LCDパネルがついています。
このGodox SL150wⅡはバッテリー駆動が出来ないため、コードによる電源供給が必須になります。
操作方法に関しては後程詳しく解説します。
同クラスのLEDライトに比べると、価格がとても安価にもかかわらず本体は全体的に高級感があって安っぽくは全く感じません。
十分プロの現場でも使っていける設備に仕上がっていると思います。
ファンの位置がポイント
Godox SL150wⅡの旧型製品にあたるSLシリーズは、冷却ファンとヒートシンクが前方についており、ライトを向けている方へ向かって風がでてくる仕様でした。
動画収録の際、被写体に向けてライトを照射していると、ピンマイクがファンノイズを拾ってしまう残念な仕様になっていました。
それに比べ、新型のGodox SL150wⅡはファンが本体底部に取り付けてあります。
▼このようにGodox SL150wⅡをひっくり返すと黄色のファンが見えます。
この底部に取り付けられたファンから空気を吸い込み、本体上部に設けられたスリットから排出する仕様になっているため、ピンマイクがファンノイズを拾ってしまう心配も最小限になっています。
また、放熱性能が高い形状のためか、ファンが回転していたとしても非常に静かでよほど静音性を求める撮影以外ではファン駆動の状態で使用しても問題になることは多くないかと思います。
多彩な取り付けを可能にする調整ノブ付きヨーク
Godox SL150wⅡはスタンドに取り付けるブラケット部分が従来の物とは少々違っています。
多くのGodox製ライトやモノブロックストロボは、本体下部にスタンドと接続するためのブラケットが固定されていましたが、Godox SL150wⅡはU字型のヨークがついていて固定調整ノブを緩めることで好きな方向に向けることが可能になります。
撮影スタジオなどで天井から吊るような形で設置することだってできるわけです。
また、スタンドに乗せた際の角度調整も簡単に行う事が可能になっています。
Godox SL150ⅱの機能紹介
ここからは、Godox SL150wⅡに搭載されている機能や光量について詳しく触れていきます。
操作系を詳しくチェック
まずはシンプルにまとまった操作系を解説していきます。
操作するのは、本体裏側に設けられた操作パネルですべて行います。
▼電源を入れると、LCDパネルが点灯してこのようになります。
▼操作はとても単純で、右側のダイヤルを回すことで光量が1%ごとに変わっていきます。
中央にならんだ4つのボタンは右側から
- 冷却ファンのON/OFF
- リモコンのチャンネル設定
- リモコンのグループ設定
- 特殊効果ライティングのON/OFF
となっています。
▼冷却ファンのON/OFFボタンは押すたびにランプが点灯したり消灯したりします。
ランプ点灯でファンが駆動。消灯でファンが完全に停止します。
ファンを停止させると、音がほぼ無音になりますがその分最大光量が落ちてしまいます。ファンONOFFによる光量の違いは後程詳しく解説します。
別売りのリモコンを購入して使う場合にはチャンネルとグループボタンを使います。
グループは、ABCDEF,0123456789の計16グループから選択する事が出来ます。
チャンネルは、ch1~ch32の計32チャンネルから選択する事が出来ます。
チャンネルは数字が多いため、長押しすることで高速で数字を変更する事が出来ます。
対応しているリモコンはGodox RC-A6という型番になります。
一番重要な光量をチェック!
LEDライトで一番気になるであろう光量を詳しくチェックしていきます。
まずは1%から100%の光量の違いから見ていきます。
撮影条件は以下の通りです。
- 使用カメラはフルサイズミラーレス一眼EOS R6です。
- 使用レンズはRF24-105mm F4L IS USMです。
- マニュアルモード、シャッタースピード1/200、絞りF4、ISO200で固定して撮影しています。
- 被写体からライト発光面までの距離は約1mとしました。
- アクセサリは標準のリフレクターを装着しています。
- サイレントモードは使用せずファンを駆動させています。
- 他の照明は使用せず、消灯ではブラックボックス状態になっています。
ライトを直射で使用した場合
▼まずは0%と1%です。
直射0% 直射1%
▼続いて25%と50%です。
直射25% 直射50%
▼最後に75%と100%です。
直射75% 直射100%
天井バウンスで使用した場合
ライトスタンドの高さは約120cmで、天井高が約240cm。その他条件は先ほどと同様です。
▼まずは0%と1%です。
天井バウンス0% 天井バウンス1%
▼続いて25%と50%です。
天井バウンス25% 天井バウンス50%
▼最後に75%と100%です。
天井バウンス75% 天井バウンス100%
ソフトボックスを取り付けて使用した場合
▼まずは0%と1%です。
ソフトボックス使用時0% ソフトボックス使用時1%
▼続いて25%と50%です。
ソフトボックス使用時25% ソフトボックス使用時50%
▼最後に75%と100%です。
ソフトボックス使用時75% ソフトボックス使用時100%
ISO感度200、SS1/200でここまでの光量を確保できるなら十分だなあと感じました。
ソフトボックス使用時は当然1段分くらい光量が落ちますが、それでも1灯とレフ板があれば十分ポートレートライティング可能な光量は備えていると感じます。
動画収録で重宝するサイレントモード
Godox SL150wⅡの目玉機能ともいえるサイレントモードは、本体背面の操作パネル内にあるファンのマークがついたボタンを押すことで使用する事が出来ます。
▼ファンボタン消灯で無音モード、点灯でファン駆動になっています。
ファンボタン消灯でファン停止 ファンボタン点灯でファン駆動
この無音モードは動画収録などの際無駄なノイズを入れることが無いため、編集時除去の手間が省ける素晴らしい機能なのですが、デメリットも存在します。
無音モードではファンが完全に停止しますので、加熱防止のためファン駆動時に比べ光量が落ちてしまいます。
▼ファン駆動時、ファン停止時の100%光量を比較した画像がコチラです。
ファン駆動時100% ファン停止時100%
公式によれば、ファン停止時は駆動時の35%程の光量になってしまうとのことです。
ただ、35%といえど150Wもの大光量ですから被写体と近距離で使うのであれば十分な明るさを確保する事が出来ます。
被写体から距離のある状態でソフトボックス等を使うのなら光量不足になりそうです。
特殊効果ライトで様々な動画表現にチャレンジできる
Godox SL150wⅡには新たに特殊効果ライティングが出来るFXモードを搭載しています。
本体背面の操作パネル内にあるFXマークの付いたボタンを押すことで、モニター内にフィルムのようなインジケータと数字が表示されます。
特殊効果は全部で8種類あり、左側のダイヤルを操作して種類を変更します。
凝った演出を取り入れた映像を収録したいのな使えるかも?
色温度調整の可能なSL150Wⅱ Biも発売されました!
今回購入したのは、色温度5600K固定のGodox SL150wⅡというモデルですが、2021年に色温度を2800K~6500Kまで可変させることができるバイカラー版「SL150ⅱ Bi」というモデルが追加されました。
価格はGodox SL150wⅡに比べ6000円程値上がりしていますが、色温度を変えられれば表現の幅も広がりますのでそちらもオススメです。
※画像は公式HPより引用
Godox SL150ⅱとパネルライトを比較
大きさ、重さを許容できるほどの魅力があった!
比較的安価に手に入る、パネルライトタイプと比較してみたところ光の質、光量、使い勝手等を見てもGodox SL150wⅡは比べ物にならないくらい高品質な製品でした。
少々大きくて重いという欠点はありますが、そのデメリットを許容してでもこちらを使いたいと思わせる魅力が多々ありました!
いままで使っていたのはNeewer NL440
今まで物撮りで使用していたのが、Neewerというメーカーから発売されているパネルLEDのNL480というモデルです。価格は約7000円程。
アマゾンプライムデー等でセール価格になっている事も多いですから見たことがある方もいらっしゃると思います。
物撮りでしばらく使っていましたが、軽くて薄い分取り回しは非常によかったのですが光量に不満がありました。
具体的には最大光量でなるべく近くで発光したとしても絞ってしまうとISO感度をあげざるを得ないくらいです。ただ、ブログやSNSにアップするにはまあ使えなくはないなと思える商品でした。
光量は言うまでもなくSL150ⅱの満足度が高い
Neewer NL480とGodox SL150wⅡを比較すると光量の部分では当然ながら圧倒的にSL150Ⅱの満足度が高いです。
▼写真左NL480の100% 写真右Godox SL150wⅡの100%(ファン駆動)
Neewer NL480 100% Godox SL150WⅡ 100%
Godox SL150wⅡは58000LUX@1.0m という大光量ですから、被写体と多少距離を離そうが、ソフトボックスをつけようが光量に不満が出ることはありませんでした。
Neewer NL480は、何もつけなくても光量不足だと感じることがありましたのでソフトボックスなどは使う気にもなりませんでした。
光量に関しては、そもそも出力も値段も違いすぎるため当然といえば当然ですが(笑)
取り付けられるアクセサリーが増えた
先ほども書いた通り、Godox SL150wⅡはボーエンズマウントが標準装備されており、対応する様々なアクセサリを取り付けることが可能です。
具体的には
- 一般的な角型ソフトボックス
- オクタタイプのソフトボックス
- スヌート
- 提灯型ソフトボックス
- ビューティーディッシュ
- プロジェクターアタッチメント
といったようにゴドックスにこだわらずボーエンズマウントに対応する様々なアクセサリを取り付けることが可能です。
それに比べNL480のようなパネルライトは装着できるアクセサリが限定されます。
具体的にはパネルライトのサイズに適合した角型のソフトボックスとマグネット取り付けのバンドアくらいしか取り付ける事が出来ません。
ソフトボックスも発光面から拡散面までの距離があまりとれないため、効果があまりないと思われます。
アクセサリを変えることで様々な表現にチャレンジできるGodox SL150wⅡは使っていて楽しいライトだと思います。
SL150ⅱは点光源だから影がキレイ
NL480のようなパネルLEDは発光面をよく見るとわかるのですが、結構大きめのLEDがいくつも並んで発光しているのがわかります。
光源がたくさん並んでいるNL480のような製品は光源の数だけ影が出来てしまい、パキっとしないぼやけたような影が落ちてしまいます。
それに比べ、Godox SL150wⅡは1つの大きなLEDが発光しています。
そのため、被写体に直射した際にはきれいなクッキリとした影が落ちてくれます。ご存じの通り太陽も大きな点光源ですから、夏の日差しを再現したような写真を撮りたい時にはこのきれいな影が必須となります。
取り回しと価格重視ならNL660を2台体制でもいいかも?
NL660というNL480の光量を増やしたバージョンも販売されています。
薄くて軽いという点ではパネルライトは非常にメリットがあるため、ブツ撮りに取れるスペースがあまりないけど光量は欲しいという場合にはこちらのNL660を2台用意するという手もありますね。
アクセサリなどを使えないというデメリットを許容できるならパネルライト2台という選択肢も十分ありです。
Godox SL150ⅱとクリップオンストロボを比較
ストロボをガンガン使っていたなら150W以上のライトを選ぶべし
ビデオライトを購入する前までは、ストロボを主にブツ撮りで使っていました。
瞬間光であるストロボは光量こそあるものの、物撮りで使うには撮影結果がわかりずらく使い勝手が悪く感じていました。
ストロボの光量はかなり強いですから、同じ感覚で使うなら最低でもこのGodox SL150wⅡ以上の光量は欲しいところです。
愛用しているクリップオンストロボはGodox V1
私が愛用しているストロボは同じくGodoxから販売されているV1という製品です。
マグネット内蔵の丸型ヘッドが特徴のフラッグシップモデルで、光のきれいさ強さ、リチウムイオンバッテリーによるチャージの速さどれをとっても満足できるクオリティのストロボです。
Godox V1とGodox SL150wⅡの光量や使い勝手を比較していきます。
光量は瞬間光のストロボには及ばない
まずは光量の比較です。撮影条件は先ほどと同様です。
▼写真左Godox Godox SL150wⅡの100%(ファン駆動) 写真右Godox V1の1/1
Godox SL150WⅡ 100% Godox V1 1/1
光量はさすがに150Wと言えど瞬間光のストロボには及びませんね。
Godox V1の1/32がちょうどGodox SL150wⅡの100%と同じくらいの光量となりました。
Godox SL150WⅡ 100% Godox V1 1/32
もし、いままでV1を主に使っていたなら1/32に光量を合わせて撮影してみて下さい。条件によって多少変わるかと思いますが、Godox SL150wⅡの最大光量のイメージがつかめるかと思います。
▼ちなみにガイドナンバー60のTT600とも比較してみました。
Godox SL150WⅡ 100% Godox TT600 1/32
TT600の1/32がちょうどGodox SL150wⅡの100%と同じくらいの光量となりました。
この光量ではちょっと足りないなと感じる場合には2台体制を検討するか、さらに光量の強いSL200Ⅱを検討してみて下さい。
物撮りがメインの私にとってはSL150Ⅱでも十分使えるなと感じています。
撮影結果が直ぐ見えて初心者向き!
ストロボとビデオライトの一番大きな違いと言えばこの部分です。
ストロボは発光してみてどのくらいの明るさになるかを確認するのに対し、ビデオライトは撮影する前からどのような写真に仕上がるのかを確認しながら画作りが出来ます。
ストロボでもある程度慣れてくればアテを付けることもできますが、私のような素人にとってはビデオライトは非常にわかりやすく、使いやすいと感じました。
アクセサリーの拡張性はほぼ互角
ストロボは古くから写真撮影で使われてきたこともあり、たくさんのアクセサリーを取り付けて様々な表現を楽しむことが可能です。
Godox SL150WⅡ+リフレクター Godox V1+リフレクター
Godox V1もS2ブラケットというものを使えばボーエンスマウントを使えますしAK-R1というマグネットアクセサリーを使えば気軽にカラーチェンジなども楽しめます。
対するGodox SL150wⅡもボーエンスマウントが使え、アクセサリーによる拡張性という点ではどちらも満足できるかと思います。
結論:どちらが勝っているということはない
ストロボと比較した結果、どちらも良いところ悪いところがあるなと感じました。
どちらも持っておけば表現の幅は広がります。が、物撮りだけという点でいえばビデオライトであるGodox SL150wⅡの方が簡単に良い写真が撮れそうだと感じています。
SL150ⅱのメリットデメリット
【メリット】Godox SL150ⅱのここが良い!
サイレントモードでなくとも非常に静か
Godox SL150wⅡ最大のメリットでもあるサイレントモードは動画撮影時などでとても役に立つ良い機能なのですが、光量が欲しい場合やマイクから多少なり距離をとれる場合にはファン駆動で最大光量を使いたい場面もあるかと思います。
その場合でも、このGodox SL150wⅡはそもそもファンの音が静かなため動画で無駄なノイズを拾ってしまう事が少ないです。
ここまで大光量のライトにもかかわらずファン音が少ないのは動画配信の方には嬉しいのではないかと思います。
大光量なのに長時間安定して使える
Godox SL150wⅡは放熱性能が高いためか、長時間使っていても過熱防止で停止したり光量が落ちたりなどがありません。
物撮りに集中していると3時間4時間はつけっぱなしで使う事もしばしばありますが、今までに熱暴走などは起きていません。
ただ本体は結構熱くなります。
ここは注意が必要ですね。
1%きざみで細かく明るさ調整できるのが良い
Godox SL150wⅡは0%~100%まで、1%きざみで細かく光量調整が可能です。
ストロボなどは1/1、1/2といったようなザックリとした光量調整なので、使い慣れていない人にとっては難しく感じてしまう場合もあるかと思います。
動画や写真を撮っている最中でもちょっと明るくしたい、ちょっと暗くしたいを自由自在に操れるGodox SL150wⅡはこれから動画配信や物撮りを始めたいという初心者さんにとって大きなメリットになるかと思います。
他社製品と比較しても非常に低価格
このGodox SL150wⅡのメリットは価格設定にもあります。
150WLEDライトで競合となりそうな機種と言えばAputureの120D MarkⅡあたりかと思います。
光量、サイズ、重量、色再現性どれをとってもGodox SL150wⅡはAputure120D MarkⅡに引けを取らない製品ですが、価格は半額以下!
Aputure120D MarkⅡが\103,730-(2021.07.15現在)に対しGodox SL150wⅡは\42,190-(2021.07.15現在)となっています。
Aputureは多くのYoutuberさんが愛用していたりするため信頼性は高いですが、やはり10万越えはなかなかキビシイものがありますよね(笑)
どちらも気軽に買おうという値段ではありませんが、この価格差は上質な光を格安で手に入れたい方にとっては非常に大きなメリットになるかと思います。
【デメリット】Godox SL150ⅱのここがイマイチ!
家で使うにはちょっと大きい
Godox SL150wⅡの最大のデメリットがこれ。
大きなスタジオで、ライトスタンド等のスペースを広く撮れる場合にはいいのですが、私のように自宅のパソコンスペースだけで撮影したいという場合には少々大きいかなと感じます。
重さもそこそこありますから、子供を撮影する場合にも転倒には細心の注意をもって使用する必要があります。
もっと手軽に省スペースで使いたいという場合には同じくGodoxから発売されている小型LEDライトのML60を選択する方法もあるかと思います。
コンセントが3ピンタイプなのがイマイチ
先ほども書いた通り、Godox SL150wⅡに付属してい来るケーブルはアース一体の3ピン仕様。
日本のコンセントで使うには、2ピンへの変換アダプタを買うか3ピンのさせる延長ケーブルを購入するしかありません。
価格としてはそこまで高価なものではないのでいいのですが、日本仕様にしてほしかった・・。
ケーブルが結構太く、取り回しがイマイチなのもちょっと気になるところ。
リモコンが別売りになったのがちょっと残念
発売当初は付属していたらしいリモコン。2021.07.15現在は別売りになってしまったようです。
リモコンがあれば、光量変更などに臨機応変に対応できるので是非つけておいてほしかったですね。
ただ、このリモコンは前述した通り技適マークを取得していない可能性があるため付属していても使えないかもしれませんが・・・。
技適マークを取得しているリモコンを同梱してくれると一番嬉しかったですね。
バッテリー駆動が出来ず、電源のある場所でしか使えないのがイマイチ
バッテリーで駆動できれば屋外だろうが電源のない現場だろうが使えるのですが、Godox SL150wⅡはバッテリー駆動が出来ません。
コンセントから電源が引けるスタジオなどで使うしかありません。
もし屋外でビデオライトを使いたい場合には先ほど紹介したML60がオススメです。光量は落ちますが、持ち運びも軽々できますよ!
SL150Ⅱはバッテリー駆動できたとしても持ち歩こうとは思えないほど重いからね(笑)
SL150ⅱと併せて買いたいアクセサリー
3P→2P変換コンセントは必須
これはほとんどの方が必要かと思います。
どのメーカーのものでも問題なく動くかと思いますが、私はサンワサプライの物を買いました。
一番ベーシックなソフトボックスは是非持っておきたい
ソフトボックスをまだ持っていないならGodox SL150wⅡと一緒に買っておきたいところです。
被写体にあたる光が柔らかくなって、影が強く出すぎない柔らかい雰囲気にしてくれるのがソフトボックスの良いところ。
Godox SL150wⅡでの使用に限らずストロボ撮影でも1個は必ず持っておきたいアクセサリーです。
ソフトボックスの使い方や効果については、「Godox ソフトボックスがコスパ最高な良アイテムなのでオススメします。」という記事で詳しく解説しています。
ただし、このソフトボックスはボーエンスマウントになっていないためGodox SL150wⅡに取り付けるには別売りのスピードリングアダプターという商品が必要です。
動画収録ならオクタタイプのソフトボックスを
Youtubeで動画配信をしたり、実況配信をしたい方にはアイキャッチがきれいな丸型になるオクタタイプのソフトボックスがオススメです。
部屋の広さとの相談にはなりますが、なるべく大きなソフトボックスを買っておけば映像のクオリティがアップすると思いますよ!
こちらのソフトボックスは初めからボーエンスマウントに対応しているため、スピードリングアダプターは必要ありません。
しっかりとしたライトスタンドが必要
Godox SL150wⅡはかなり重たいライトにですので、ライトスタンドに立てる場合は不安定になりがちです。
撮影中子供がいじって転倒してしまったなんてことになると、ケガの危険性も出てきますから、ある程度信頼のおけるしっかりとしたライトスタンドがあると安心です。
オススメはマンフロットのライトスタンドです。
Godox SL150wⅡを乗せるためにはスピゴットというアタッチメントが必要になるのでお忘れなく!
まとめ
今日は、Godoxの大光量ビデオライトGodox SL150wⅡを紹介しました。
本体の重さ、取り回しの悪さを許容できるのであれば価格もやすく、光量も満足のいく良い商品だと感じました!
安価なパネルライトを購入するよりも満足度は高いかと思います!
是非検討してみて下さい。
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